ビーポーレンというミツバチの足についた花粉団子をご存知ですか?
近年、スーパーフードとして世界中で注目を集めており、ローヤルゼリー並みの栄養価が潜んでいたのです。
ミツバチが運んでくる花粉団子
ミツバチ(働き蜂)が、さまざまなお花畑を飛び回って、花の蜜を取ってくるものが、やがてハチミツとなりますね。
そしてそのミツバチの足には花の花粉がついています。
各養蜂場ではミツバチが巣に入る際、その足についた花粉をこすり落とす、特殊なスクリーンがとりつけられています。
その花粉のかたまりが「ビーポーレン」という花粉団子になります。
ビーポーレンの優れた栄養価とは?
ビーポーレンは、ハチミツ王国であるオーストラリアやニュージーランドの各機関をはじめ、まだまだ研究は発展途上中です。
しかし現在わかっているだけで、22種類ものアミノ酸、ビタミンB12、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄などのミネラル、そして5,000種類もの酵素が発見されています。
花粉症の改善にも?
花粉症は2月~4月にかけての初春のイメージがありますが、秋もブタクサ花粉症や、麦花粉症などがありますね。
ビーポーレンは、抗アレルギー作用もあることがわかっており、アメリカの研究では花粉症の改善も確認されています。
前述の優れた栄養価を見ていると、花粉による鼻まわりの肌荒れも改善できそうですね。
鉄補給と代謝UPで貧血や血流改善に
ビーポーレンは、造血作用のある鉄の補給にもつながるので、秋冬の冷え性対策や、血流の悪さから来る貧血や頭痛、肩こりなどの改善にもいいでしょう。
鉄は、肌の真皮層にあるコラーゲン生成にも関与するので、乾燥肌対策にもよさそうですね。
ビーポーレンは「神々が食す不老長寿の粉」と称され、ギリシャ神話にも登場しています。
近年、人気が高まって来たのか、はちみつ専門店だけではなく、ドラックストアのサプリメントコーナーでも手に入るようになってきました。
オーストラリアやニュージーランドなど海外からの輸入製品が主流ですが、国内の養蜂所の製品もあるので、チェックしてみてくださいね。
ハチミツと違って、ほんのりとした苦味がありますが、花の香りが漂うので、熱湯を注いでいただくと優美なハーブティーのようです。
苦味が気になるようなら、ハチミツをプラスすれば、ミツバチパワーで秋冬を元気に乗り切れるでしょう。