野菜&果物の美養栄養学

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冷え性対策と野菜の関係01~日本人女性の2人に1人が冷え性

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今月の連載は『冷え性対策と野菜の関係』をお届けします。

厚生労働省の調査によると、日本人女性の2人に1人は冷え性に悩まされているようです。

そして日本人女性に足りないミネラルはカルシウムと鉄分。これも冷え性に関係してくる栄養成分なので、このあたりを補う食生活を心がければ改善されていくかもしれません。

また機能性成分として、カラダを温める作用のある成分も研究が進んでおり、多くは野菜や果物、香辛料となる植物から検出されているので、冷え症対策も野菜と大いに関係していきそうですね。

冷え性の原因

冷えは自律神経のバランスが崩れることで起こりやすいと考えられています。

若い女性では、太りたくないために、食事の量が少なく、エネルギー不足で体内で十分に熱がつくられない場合があります。

また全体に言えることですが、運動不足でカラダに熱がつくられなくなってしまうケースも多いようです。

さらに、仕事や家族関係、子育ての悩み、ママ友とのつきあいなどストレスを抱えている女性も多く、そうなるとストレスから自律神経のバランスが崩れ、血流や体温の調整がうまくいかなくなるケースも出てきます。

それらの結果、熱が全身にうまく回らず、冷えが生じてくるのです。

冷えを放っておくと、肩こりや頭痛、便秘、下痢など全身の不調をまねく引き金にもなります。

冷え性は痩せている方に多いイメージですが、血流の悪さから肥満の原因につながることもあるので、体型に左右するわけでもありません。

冷え性の原因は、大まかにいうと、上記の通りですが、細かくみていくとさまざまな原因が考えられます。

今月の連載で追々お伝えしていきますが、第一日目の本日は、血行をよくしてカラダを温める作用のある代表的な野菜をご紹介します。

 

冷え予防・改善に期待できる野菜

冷えの改善には、熱を運んでくれる血液の流れをよくすることが一番!

食べるとすぐにカラダがポカポカしてくる野菜としてオススメなので、生姜や唐辛子などの辛味野菜です。

生姜の辛味成分であるジンゲロールには血行を促して、カラダを温める働きがあるのです。

また唐辛子には「カプサイシン」という辛み成分が含まれ、これも同様の働きが期待できます。

辛いものを食べると、冬でも汗が出てきて暑くなりますよね。これは辛味成分のおかげで、血流がよくなっている証拠でもあるのです。

ただ、即効性はありますが、持続してカラダを温めることはできません。

単品で食べることは少ないと思いますが、一緒に、タンパク質食品や、鉄分やカルシウムを補える食事を心がけましょう。

例えば「豚肉の生姜焼き」は豚肉なので、タンパク質が補え、そして鉄分も補えます。これに生姜が加わるので、冷え予防レシピとなりますね。

また韓国風の焼肉では唐辛子がメインの香辛料が必須のうえに、たくさんの野菜でお肉を巻いて食べるので、牛肉から鉄分、葉野菜からも鉄がカラダに吸収するのを助けるビタミンCやカルシウムが補えます。それに唐辛子メインの調味料が加われば立派な冷え対策メニュー!

このように、辛み成分のある辛味野菜と他の食材の組み合わせを、毎日少しずつ、摂れば冷えにくいカラダに改善されていくでしょう。

※毎日、肉料理を食べましょう!というお話ではなく、あくまでメニュー例です。

そして、生の生姜や唐辛子をストックしていても、すぐには使いにくいので、市販のチューブ生姜や、粉末の香辛料タイプになっているものも適宜使い分けると便利ですよ。

生姜は一度買うと、なかなか使いきれないので、甘酢漬けなど使いやすい形で保存食にしておくのもオススメです。

冷え性の方は、夏の冷房でも寒い思いをしますが、これから真冬の寒さの厳しいシーズンに突入するので、冷え対策はしっかりとカラダの中からしておきましょう。