冷え性と一言で言っても、人によって事情は様々だと思います。
冷え性は、疾患としての確かな定義はありませんが、だいたい以下の6タイプが考えられます。
- 寒くてヨワヨワしい冷え性
いつも寒くて元気がなく、体力もなく、ヨワヨワしい - 寒いのにタプタプする冷え性
いつも寒く感じるのに、お腹はタプタプし、そのお腹も冷たい感じ... - 寒くてイライラする冷え性
いつも寒くてイライラとし、カラダは冷たいのに頭はカッカとしている - 寒くてクヨクヨする冷え性
いつも寒くて気分も晴れず、憂鬱で、些細なことにクヨクヨする - 寒くてカサカサする冷え性
いつも寒くて、心身ともにカサカサと乾いた感じ... - 寒くてダルダルする冷え性
いつも寒くて、ヤル気が出ず、ダルい感じが抜けきらない...
だいたい、この中のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
本日は、「1.寒くてヨワヨワしい冷え性」について解説していきますね。
寒くてヨワヨワしい冷え性
いつも元気がなく、体力もないのは、根本的にエネルギー不足かもしれません。
ほっそりとしていて、低血圧、貧血気味で血の足りないタイプの方が多いかもしれません。カラダが弱く、階段の昇り降りや、少し小走りしただけで息切れし、疲れやすいでしょう。胃の調子がよくないので、小食で、めまいや月経血も少ない、などの症状があるなら、このタイプの冷え性を疑ってみましょう。
これだけの条件が揃ってしまうと、気持ちもネガティブに傾きやすいので、ラジオ体操や、早足で歩く、15分程度でいいので短時間のウォーキングを取り入れる、湯船にゆっくりとつかる、など全身が温まる機会を増やして気や血の巡りをよくしておきましょう。
アウターにひびかない薄手の腹巻やヒートテック、レッグウォーマーを日中でも活用し、首もスカーフやマフラーなどで冷やさないように保護しましょう。また風邪でなくてもマスクをしておくと、顔や喉が温まり、寒さしのぎになります。ついでに風邪やウイルス予防につながって一石二鳥以上の効果が期待できるでしょう。
このタイプのオススメ食材は以下の通り!
- レバーや赤身肉などの鉄分で造血を心がけましょう。
- さつまいも、キャベツなど胃に優しく消化に良いものを食べて、胃腸の調子を整えましょう。
- 黒豆、黒ゴマ、生姜などを毎日少しずつ取り入れ、確実に毎日カラダが温まる食べ方をマスターしましょう。
- 肉類では特にラムにカラダ温め作用が期待できます。脂質が少なく良質のタンパク質が補えます。
オススメ野菜としては「さつまいも」でしょうか。
今の時期なら、スーパーやコンビニなどの店頭に、「焼きいも」コーナーが設置され、甘くてホクホクの焼きいもが手に入りやすくなりましたね。
近年、さつまいもの種類も確実に増えているので、数種類の焼いもが並んでいる店舗も見かけます。そして電子レンジでも甘くなりやすい「レンジいも」も開発されたので、おうちご飯でも、取り入れてみましょう。
ヒトの心もカラダも、毎日食べているものからできています。
ヨワヨワしい気分も体力も冷え性も、改善食の摂取でやわらげていきましょう!