昨日のブログでは『「肺炎」対策と予防食』をご紹介しましたが、肺炎はかかってしまうと入院して治療を受けなければいけません。風邪やインフルエンザの菌が肺に回ってかかるケースも多いため、くれぐれも、風邪やインフルエンザが蔓延しているこの時期は、気を付けたいですね。
予防食としては、香味野菜や苦味のあるアブラナ科の野菜の苦味・香味にそれぞれ抗菌作用があるので、毎日、摂取しておきましょう。そして喉や鼻の粘膜を始め、空気が乾燥しているので、健康な方も免疫力が弱る時期です。体内の各器官の粘膜はタンパク質食品が材料となるので、野菜と共に、お肉や魚介類も摂取しておきましょう。
ということで、本日お届けするレシピは「菜の花のロールポーク」です。
本日の野菜のお話は「菜の花」です。
菜の花の独特の苦味の正体はイソチオシアネートと呼ばれる成分で、アブラナ科の植物に多く含まれる硫黄化合物の一種です。イソチオシアネートは、体内でウイルスや細菌などで異常化してしまった細胞を修復する作用があり、ガン予防としても注目を集めています。
また、菜の花にはもう一つ、ガン予防や解毒・殺菌作用で注目されているスルフォラファンも含まれています。この2つの成分で、風邪やインフルエンザの菌を殺菌したり、肺炎にならないよう、菌をやっつけるお手伝いができるでしょう。
※薬品ではないので、即効性はありません。また保障するものでもありません。
抗菌作用が望める♪菜の花のロールポーク
【材料】2人分
- 菜の花 1束(6本ほど)
- 豚肉スライス 6枚
- 片栗粉 大さじ1程度
- オリーブオイル 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 水 大さじ1
【作り方】
- 菜の花は付け根の固い部分は切り落としておく。まな板の上に豚肉を斜めに広げる(左下から右上に向かうように)。豚肉の左の先頭に菜の花の花の部分が少し出るように置き、そのまま豚肉を菜の花の茎に巻きつけて、終わりまで巻く。それを6本作る。
- 豚肉の部分を中心に片栗粉をまぶしておく。
- フライパンにオリーブオイルをしき、豚肉の巻き終わりが下になるよう2を並べる。
- 中火にして、醤油と水を回しかけ、フライパンの蓋をしめ、4分間蒸し焼きにする。
- 蓋を開けて裏返し、再度蓋を閉めて3分間焼いたら出来上がり。
※食べる時は、3等分にカットすると一口大で食べやすくなります。お弁当のおかずにもgood!
【美養効果】
菜の花を豚肉でクルクルと巻いたシンプルな逸品ですが、菜の花の苦味とジューシーな豚肉の組み合わせが絶妙です!これで抗菌作用が望め、元気なカラダになるなら嬉しいですよね。
豚肉は内臓や各器官の粘膜を健康に保つビタミンB1が豊富です。また疲労回復作用もあるので、病み上がりの方には回復食としてもいいでしょう。
菜の花と豚肉の相乗効果で抗菌作用と、体内の粘膜の修復のお手伝いができるので、病原体に負けない体力作りにお役立てください。くれぐれも菌が肺に回らないよう、しっかり日頃の食事からケアしておきたいですね。