中途半端に残ってしまった、大根やにんじんの切れ端、1個だけ残ってしまったピーマンなど、処理に困ったことはありませんか?そうこうしているうちに、結局、捨ててしまったり...ということがないように、冷蔵庫の断捨離も兼ねて、時々、細切れ野菜の金平を作って、作り置きのレシピとして活躍させてみましょう。
これらの野菜は花粉症対策にもいいのです。冷蔵庫の片隅に残っている野菜たちを大切に扱うことは、節約にも、健康にも嬉しい結果をもたらしてくれるかもしれません!
今日の野菜のお話は「大根」です。
大根はアブラナ科の植物で、昨日のブログでご紹介したグルコシノレートが豊富に含まれていますね。他に消化酵素のアミラーゼなども含まれ、生では辛味があって、殺菌作用や解毒作用がありますが、加熱すると甘く、口あたりがよくなります。
3月はまだ寒い時期なので、大根はブリ大根や、豚バラ大根、おでん、などによく使われますね。しかしその切れ端が、冷蔵庫に余っていることが多いのも事実。大根は新鮮なうちはアミラーゼなどの殺菌作用がありますが、古くなってくると切り口から茶色くなってきて、褐変が生じます。これは切り落として加熱調理してしまえばさほど気にする必要はありませんが、有毒の酵素となるので、古くなった大根は、くれぐれも大根おろしなど生では食べずに、加熱調理に使うようにしましょう。
作り置きにも便利!冷蔵庫に残った野菜で大根金平
【材料】2~3人分
- 大根 1/4本
- にんじん 小1/2本
- ピーマン 1個
- みりん 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- ごま油 大さじ1
【作り方】
- 各野菜は太目の千切りにしておく。
- フライパンにごま油を入れて熱し、1の野菜を炒める。
- みりんと醤油をまわしかけ、水分がほぼなくなるまで炒めたら出来上がり!
【美養効果】
特に規則はないので、中途半端に残りやすい野菜の切れ端をゴマ油で炒め、みりんや醤油で軽く蒸すだけの簡単料理ですが、現代人は総じて野菜不足。こういう切れ端野菜を利用を余すことなく、利用することを習慣づければ、お財布にも健康にも嬉しく、少しずつ、カラダの免疫力UPにもつながっていくでしょう。
にんじんやピーマンは緑黄色野菜に分類されるので、β-カロテンが豊富です。ピーマンからはビタミンCも摂取できるでしょう。大根を含め、どれも食物繊維を摂取することができるので、腸内環境もよくしてくれます。お弁当のおかずにも便利で、小分けして冷凍しておくと、副菜として品数を増やしたい時にも重宝します。
砂糖は使っていませんが、大根とみりんの甘味で口当たりも良く、野菜嫌いの方でも食べやすい一品です。