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エナジードリンクにはまると心臓や血圧に悪影響か?海外では救急外来も続出!?

今週のお題「私の沼」

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気候の変化で気分が滅入ったり、何が何でもヤル気を起こして、仕事や家事をやり遂げたい時に頼りがちなのがエナジードリンク。

製品によりますが、たいていシャッキリとするので、筆者も極たまに利用しています。しかしこれに頼りだすと、「明日も飲んで頑張ろう!」となり、ずるずると頼ることになります。3年ほど前の夏、某外資系のちょっぴり高めのエナジードリンクに頼ってしまい、1週間ほどはまってしまったら、7日目に頭が冴えすぎて眠れなくなってしまいました。翌日はキーボードを打つ手が震えてしまい、それ以降は、よほどのことがない限りお世話にならないよう、気を付けています。

たまに飲む分には、大変ありがたい存在なのですが、砂糖もかなり入っていますよね。「砂糖」と表示されているものは、たいてい白く生成された白砂糖なので、脳の覚せい作用があり、リピートしてまた飲みたくなってしまうのです。ある意味、スイーツが辞められない人と同じです。

さて、エナジードリンクに関しては、アメリカの『米国心臓学会雑誌』より発表があり、アメリカではエナジードリンクを飲んだ後に、救急外来や死亡に至ったケースが増えているそうです。

多くは、心臓や血圧に影響が出て、心肺停止状態になる懸念があるとのこと。

日本でも今後、エナジードリンクによる救急外来が増えるかもしれないので、毎日飲んでいる方はセーブした方がいいかもしれません。

エナジードリンクの高カフェイン+混合物が原因か?

エナジードリンクは、糖分も多いですが、心臓や血圧に影響を及ぼしている主な要因は、カフェインと一緒に含まれている混合物です。

カフェインは、コーヒーや紅茶、緑茶などにも含まれていますが、これらはある意味自然界の産物なので、他の混合物はなく毎日1~2杯飲んだところで、心臓や血圧を圧迫するレベルには達しません。(コーヒー豆、茶葉、または無糖製品の場合)

しかしエナジードリンクは、カフェインと一緒に食品添加物や、疲労回復にいいとされる栄養成分をかなり添加しているので、即効性は期待できますが、毎日継続して飲み続けるにはあまり適していないようなのです。

そこでアメリカの某医療センターでは、単独のカフェイン摂取と、エナジードリンクでのカフェイン摂取をした患者さんたちの統計をとったところ、エナジードリンクを摂取した患者さんたちの心電図と血圧の変化に異常が見られたということです。

※出展:『米国心臓学会雑誌』

研究では、単独のカフェイン摂取群とエナジードリンク摂取群を6日間にわたり観察し、その間、数時間置きに血圧などを測定しています。

その結果、単独のカフェイン摂取群の患者さんたちは、カフェイン摂取後、6時間後には収縮期血圧の数値は落ち着いていましたが、エナジードリンク摂取群の患者さんたちは、6時間後も血圧が上昇しつづけていることがわかったのです。

これは、カフェイン以外の混合物の中に、カフェインに働きかけて心臓や血圧に悪影響を及ぼしている可能性もあるようなので、今後さらに研究が進められていくようですが、やはりドリンクも、自然発酵などではない、人工的な加工品は、あまりカラダによくないということだ、と個人的に思いました。

筆者の場合も、手首の血管がドクドクと波打って、手に震えが来たので、エナジードリンクに頼りすぎるのは怖い、と悟りました。この研究発表を読んで、妙に納得した次第です。

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