コデインを含む市販薬が12歳以下の子どもの服用を禁止すると、厚生労働省が発表しましたね。
コデインは、せきやたん、のどの炎症を抑える成分として、多くの市販薬に含まれています。
市販薬には『ジヒドロコデインリン酸塩』と明記されている場合もあるので、買い置きの風邪薬や、のどの痛みに効くとされる市販薬は成分をチェックしておきましょう。
市販薬は成分で選ぶ?
筆者は、少しでものどが痛い、吹き出物ができた、となるとすぐに病院へ行くタイプなので、医師に市販薬の買い置きはどんなものがいいのか?どんな成分がいいのか?根掘り葉掘り、よく質問しています。
ほとんどの場合、「市販薬は成分の含量が決められているので、ほとんど効きません」とか、「症状の初期の頃に飲むと効くかもしれない」という回答でした。
頭痛薬に関しては、昔からあるアスピリンが含まれているものがいいようで、『アスピリン』そのものか『バファリン』のオーソドックスなものがいいようです。
頭痛の場合、市販薬で治るようなら、症状は重くないが、1日で症状がおさまらない場合は、早めに医療機関に行った方がよさそうです。
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のどの痛みに効く市販薬はトラネキサム酸
筆者は、以前、数年間にわたり、季節毎の気管支炎に苦しんでいた時期があったので、未だに眠る時は、首にハンカチを巻き、のどを冷やさないようにケアしています。
一度ひどくなると、病院で処方してもらった抗生物質も効き始めるのに時間がかかるので、「少し痛いかも」というレベルですぐに耳鼻咽喉科へ行きます。
のどの痛みを伴う風邪は内科を受診する人が多いですが、耳鼻咽喉科を受診した方が治りが早いです。
診察時に、のど、鼻、耳の消毒や、薬品入りのスチームで吸引してくれるなど、専門的に診てくれるからです。
そこで医師に質問した「のどの痛み」に関する市販薬ですが、トラネキサム酸が含まれる「ペラックT錠」がいいとのことでした。
トラネキサム酸を含む薬は、ほとんど医師の処方がないと出してもらえない薬ですが、市販薬では唯一この薬だけになります。
しかしあくまで市販薬なので、「ちょっとのどが痛いかな」と思った時に、すぐに飲むこと。ひどくなってしまうと、あまり効かないようです。
筆者も買い置きしていますが、トラネキサム酸と共に、ビタミンCが錠剤に含まれていて、わけのわからない成分名もズラズラと書かれておらず、とてもシンプルです。
薬に頼らない!殺菌作用のある食べ物やアロマオイル
自然療法が一番ですが、ひどくなるとやはり薬品に頼らざるを得ませんね。なるべくなら買い置きの薬も飲みたくないものです。
もともと病弱だった筆者は、外用としては『ハッカ油』や『ローズウッド』、『ティートゥリー』など殺菌作用のあるアロマオイルを活用しています。
ハッカ油(ミント)は日本薬局方でも効果効能が認められているので、マスクに一滴たらして、鼻呼吸や口呼吸をして、鼻腔や気管支の消毒をしています。
直接飲み込まなくても、かなりの殺菌作用が得られていると思いますし、鼻やのどの粘膜も、免疫力が上がっていると思われます。
香味野菜も取り入れよう
食品では香味野菜やハーブ類の活用もオススメです。
夏は、蕎麦やそうめん、冷やし中華など、冷たい麺が恋しくなりますね。
昔からわさびや生姜、ネギ、しそ、みょうがなどが薬味として使われていました。これらも喉の殺菌や、風邪予防になります。
洋食などではハーブも適宜利用してみましょう。お肉や魚のソテーに、ローズマリーやオレガノ、バジルなどを入れたり、ハーブティーもいいでしょう。
梅雨の時期は、雨の影響で気温が下がったり、晴れた日は真夏日になったりと、風邪もひきやすい時期です。
市販薬を活用する場合は、CMなどの新製品に飛び付かず、昔からいいと言われている製品や成分を吟味するようにしましょう。そして面倒でも医療機関へ!
そうならないためにも、日頃の食生活にも注意しておきたいですね。