栄養ミステリー

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桃はウナギに匹敵するほどのスタミナ食!

夏のスタミナ食といえば、ウナギや豚しゃぶが代表的ですね。

桃も夏の風物詩的存在ですが、どちらかというと美容食というイメージでしょうか。

しかし桃にはウナギに匹敵するほどのスタミナ食でもあるのです。

夏バテや熱中症対策、そして水分補給にも!

桃はどんなパワーを秘めているのでしょうか?

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夏の不調改善に期待できる桃パワー

桃の代表的な注目成分は水溶性食物繊維の「ペクチン」が豊富なことです。

腸をキレイにしてくれる効果が期待でき、水分とカリウムも豊富なので、熱中症予防や、疲労回復&改善にも役立つでしょう。 

もう一つ注目されているのが、「ナイアシン」という栄養成分。

ビタミンB群の一種でビタミンB3となりますが、この成分が桃1個(可食部約250g前後)と夏のスタミナ食「鰻」一切れ(約50g)とほぼ同量に含まれているのです。
※『日本食品標準成分表』よりいずれも約1.5mg(桃:約250g、鰻:約50g

夏の貧血予防に

夏は水分が汗などで流れ出るので、血液がドロドロになっています。

そうすると血流が悪くなり、貧血や頭痛などの不調につながりますね。

夏のこのような状況に悩む女性も多いことでしょう。

血流を悪くする原因の1つに「アンジオテンシンⅡ」というホルモンが、血液中に出てきて、血管の壁にカルシウムの固まりをつくり、血液の流れを悪くすることがあります。

しかし、桃を食べていると、桃のエキスがつまった血管の流れをスムーズにしてくれることが、近年 の研究でわかっています。

特に朝食で食べておくと、炎天下での通勤や通学、そしてお出かけ時に、貧血や頭痛で悩まされることが少なくなるでしょう。

桃を確実に甘く美味しく食べる方法とは?

桃は形がかわいらしいので、見ているだけでも気分が和み、お部屋にストックしているだけでも優美な香りが楽しめますよね。

桃は買ってきてすぐのまだ青い状態だとさほど美味しくはありません。

桃の中央の上あたりが、少しズルッとなりかけたぐらいになると確実に甘い桃になります。

よく「桃を買ってきても、当たりが少ない…」と思っている方も多いとお思いますが、熟されていないだけなのです。

食べごろを見分けて確実に甘い状態で食べてみましょう。

桃のリラックス効果

桃には「ピーチアルデヒド」という特有の香り成分が含まれており、リラックス効果が望め、夏のイライラした気分が落ち着くでしょう。

この成分は若返り効果も期待できるようです。

桃の皮は、取り除いた後に、捨ててしまう方が多いですが、紅茶や緑茶と一緒に煎じると桃紅茶、桃緑茶としてブレンドティーが楽しめます。

かなり美味しいので、桃の果実だけでなく、皮まで堪能して、夏の美容に、そしてスタミナ補強にいただきましょう。