いっぱい食べて健康になりたい! 食べてキレイになりたい! という願望はありますが、一度ついてしまった食べ物の悪習慣はやめられないものですよね。
しかし世界の健康トレンドの発信地であるニューヨークでは、30日間だけ悪習慣を厳格に断ち切る「ホール30」というダイエットが話題になっています。
この30日間を乗り越えると、食べ方やカラダがリセットされて、健康や美容に役立つようです。
「ホール30」とは?
体重や体脂肪を毎日はかったりといった面倒なことはなく、30日間だけ指定の食品や食品添加物の入ったものを断ち、ライフスタイルを変えることが目的とされたダイエット。
スポーツ栄養学士のメリッサ・ハートウィグさんが2009年に考案したもので、当初はインスタグラムで知人が知っている程度だったそうです。
それがジワジワと広がって話題となり、「ホール30」を実行した30日後はお酒やスイーツといった「カラダに悪いもの?」が欲しくなくなるそうです!
そもそもダイエットの大敵は、自分の食べたい!という欲望ですよね。
30日間だけ食べてはいけないものとは、どんなものでしょうか?
The Whole30: The 30-Day Guide to Total Health and Food Freedom
- 作者: Melissa Hartwig,Dallas Hartwig
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt
- 発売日: 2015/04/21
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ホール30で食べてはいけない食べ物とは?
これはあくまで「ホール30」の期間だけ、食べてはいけないもので、一生食べたらいけないわけではありません。
- 乳製品、穀物、豆類、アルコール、砂糖
- 遺伝子組み換え食品、人工添加物、食品添加物の入った加工食品
- 人口甘味料(ステビア、アステルパームなど)
食品添加物や砂糖を一切カットするには、スーパーのお惣菜や、コンビニ弁当は難しくなるので、自炊しなくてはいけませんが、お肉や魚介類、卵、野菜、果物の制限はないようなので、30日間だけなら、さほどストレスなく、実行できそうですね。
お米や玄米、全粒粉、大豆類もこの期間はカットしないといけません。
長期間の糖質オフは、日本でも問題視されるようになってきましたが、30日間なので、その辺りも心配は少ないと言えそうです。
ホール30の期間に食べられるもの
日本の糖質オフダイエットでは食品添加物や豆類、乳製品については触れられていませんが、ホール30はそれらを除外した感じですね。
筆者なりに「ホール30」実行時の、食べ物選びを考えてみました。
- 肉類全般、レバー類、ただしハム、ウィンナー、ベーコンなどを除く
- 魚介類全般、ただし缶詰、ちくわ、かまぼこ、はんぺんなどを除く
- 野菜全般、ただし絹さや、枝豆、いんげんなどは選ばないようにする
- またトウモロコシも穀類に分類されることもあるので、この期間だけ避ける
- 普段「健康にいい」とされる納豆やヨーグルトもこの期間だけ避ける
- コーヒー、紅茶、緑茶はペットボトルのものは避け、自宅で茶葉(コーヒー豆)から淹れる。
- 料理に使うオイルはサラダ油などの加工油は避け、オリーブオイルや米油、ゴマ油など、原料が1種類だけで抽出されているオイルを使う。
- サラダのドレッシングやマヨネーズは加工食品になるので、この期間だけオリーブオイルやビネガー、塩などでいただく。
- ご飯やパンの代わりにイモ類やカボチャで炭水化物を摂る。
こうしてみると、さほど特別なことをしなくても、日常生活で、既に行っている習慣もあるのではないでしょうか。
ストレスの少ないダイエットや食習慣なら、定着しやすいので、近い将来、日本でも「ホール30」の翻訳本が出て、この概念が広まるかもしれませんね。
カラダを芯からキレイにしておきたい方にオススメの”食べ方リセット術”です。