栄養ミステリー

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"食べる日焼け止め"で紫外線ケア!該当食品は?

紫外線が日に日に強くなっていますね。
紫外線は、日焼けと共に、シミやシワなど「光老化」と呼ばれる現象を引き起こすので、UVケアとして日焼け止めクリームや日傘、長袖は必需品です。
しかし、体内ケアとして欧米セレブたちの間で話題になっているのが「のむ日焼け止め」や「食べる日焼け止め」です。
いったい、どんな成分が、紫外線ケアになるのでしょうか?

わらび

シダ科の植物から摂れるPLエキスが有力?

シダ科の植物から抽出されるPLエキスには、高い抗酸化作用があり、日焼け防止作用や、紫外線による炎症の予防、そして美肌を支えるコラーゲンやエラスチンの健康保持、DNAのダメージを防ぐ作用、皮膚の免疫細胞の正常化があることがわかっています。
※参考:『J Am Acad Dermatol』2017年7月

シダ科の植物の野菜では、4月に旬を迎える、山菜類のつくし(スギナ)、わらびぜんまいなどが該当します。
やはり旬の野菜は、その季節に応じた悩み事を解決してくれる作用がありますね!

ただシダ科の植物の多くは食用に向いてないので、その抽出液がサプリメントなどになって、「のむ日焼け止め」として各製薬会社などから製品化しています。
山菜が苦手な方は、サプリメントを利用するのもいいでしょう。

紫外線による体内の炎症を防ぐ食べ物は?

紫外線を浴びてしまうと、体内で活性酸素を増やし、至る所で炎症作用が生じます。
そのため、顔を中心にできるシミやシワ、日焼けが生じます。
その炎症を防ぐのに役立つ栄養成分が、はと麦エキスやビタミンB2とB6です。

はと麦は、ご飯と混ぜて炊いたり、単品で炊いて、サラダや煮込み料理のトッピングにして補いましょう。
ビタミンB2とB6はきのこ類や、豚肉などから摂れるでしょう。

他にトマトに含まれるリコピン、緑黄色野菜に多いルテインも該当します。

野菜は緑黄色野菜を中心に摂取量を増やしておくと、「食べる日焼け止め」となりそうですね。

メラニン色素の沈着を防ぐ食べ物は?

  • L-シスチン
    美白化粧品にも使われているアミノ酸の1種ですが、羊肉、鮭、オートミールなどに含まれています。
    野菜と一緒に摂ると、解毒作用が高まると言われています。
  • エラグ酸
    ポリフェノールの1種で、いちご、ラズベリー、ざくろなどに含まれます。
    美白作用の他に、体内老化を防ぎ、抗菌や抗ウイルス作用も望めます。
    いちごも、そろそろ終わりに近づいてきましたが、旬の果物ですね。
  • ビタミンC
    果物全般に含まれますが、特にアセロラや柑橘系の果物に多く含まれていますね。他に葉物野菜やジャガイモ、サツマイモなどに含まれます。
    美白成分としてはあまりにも有名ですが、風邪予防や抗酸化作用も期待できます。
    ただし、柑橘系の果物は、外出前に食べると光毒性物質「ソラレン」を含むので、日焼けしやすくなります。帰宅後や外出の予定がない日にいただきましょう。
  • ナイアシン(ビタミンB3)
    皮膚の粘膜を健康に保つ作用があり、メラニンの色素沈着を防いでくれるでしょう。他に精神安定作用なども望めます。
    緑黄色野菜、きのこ類、全粒粉小麦粉、豆類、カツオ、サバ、マグロ、レバー類などに多く含まれます。

さいごに

これだけ多くの食材リストがあれば、日頃取り入れやすい食材や旬の食材から、「食べる日焼け止め」作用が働いてくれそうですね。