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ブルーベリーの青い色素は血圧を下げる? 英・研究

ブルーベリーを毎日200g、1ヶ月ほど続けて食べると、血圧が正常値に低下する、という研究発表がイギリスでありました。
高血圧で悩む人は、日本でも増えているので、詳細を見てみましょう!

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ブルーベリーは血管機能を改善する?

イギリスのキングズコレッジロンドンの研究では、40名の健康な人たちを対象に、2つのグループに分け、

  • 【A】200g分のブルーベリーを含む飲料
  • 【B】プラセボでブルーベリーが入っていない飲料

をそれぞれ飲んでもらい、1ヶ月、経過を観察しました。
そうすると、ブルーベリー飲料を飲んだ人たちは、摂取後なんと2時間ほどで血管への良い影響がみられ、毎日飲むことで、みるみる血流がよくなり、収縮期血圧が平均5mmHg低下していることがわかりました。
この数値は、降圧剤に匹敵する効果なのだそう!

ブルーベリーのタブレットやサプリでもOK?

天然の果物や野菜由来の機能性成分の多くは、サプリメントや粉末になると、さほど効力が見られないものです。
しかしブルーベリーから採取したアントシアニンの青い色素の場合は、粉末にしたものでも、血圧の改善が認められたとのことです。
このアントシアニン粉末を飲料に溶かして飲むだけでも血圧の他に、内皮機能の改善も見られたことから、ブルーベリー由来のサプリメントやタブレット、無糖のブルーベリージャムでも同様の効果が期待できるかもしれない、とのことです。

【B】グループのブルーベリー由来の色素が入っていない飲料の場合は、例え野菜や果物100%ジュースであっても、【A】グループほどの血圧改善は見られなかったとのことです。

ブルーベリー製品を摂取しよう!

研究者たちは、なるべく生のブルーベリーを食べることが理想だとしています。
しかし、季節柄手に入らない場合もありますし、値段も生のものはやや高価ですよね。
そこで、血圧が気になる方は、ブルーベリー由来のアントシアニンを摂取できる無糖のジュースやジャム、粉末ジュース、サプリメントから摂取しておきましょう。
きっと血管機能が改善され、血流がよくなり、血圧も改善していくでしょう。
参考:『老年医学雑誌シリーズA』2019年2月

さいごに

ブルーベリーのアントシアニンは疲れ目など、「目にイイ果物」のイメージが強いですが、血圧改善にも役立つとは嬉しいですよね。
降圧剤などの薬を服用するよりも、美味しいブルーベリーで血圧改善できると、副作用などの心配も少なく、ついでに目のトラブルも改善できるので、一石二鳥以上のメリットが期待できるでしょう。