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程度の飲酒は効果なし? オックスフォード・研究

お酒好きの方には残念な研究発表?
程度なお酒は健康にいい、と言いますが、どうやら、こと「脳卒中リスク」に関しては、効果はないようです。
イギリスの最新研究を見てみましょう。

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程度なお酒は脳卒中の予防にはならない!?

1日1~2杯程度の「程度なお酒」は健康にいいと言いますが、イギリスのオックスフォード大学の研究では、こと脳卒中に関しては、この効力がないことがわかってきました。

世界規模の研究で、以前より中国をはじめとする東アジアの地域の人々は、アルコール不耐性の一般的遺伝子変異が存在すると考えられていました。
そこで、オックスフォード大学では、中国人を対象に飲酒と疾患との関連を調査したのです。

研究では50万人以上の中国人男女に、アルコールの摂取習慣があるか否かを質問し、その後、10年間、追跡調査を行いました。
10年後、約16万人から回答を得ることができ、その期間中、アルコール摂取が1日40g(週280g)増えるごとに、脳卒中のリスクが35%も増えることがわかったのです。
この量のアルコール摂取だと、軽度から中程度に該当するので、一般的に、「健康に良い」と言われている範囲です。
しかし、研究者たちは「程度なお酒は脳卒中に関しては保護効果はない」と結論づけています。

他の疾患では?

脳卒中に関しては、程度なお酒の予防効果は期待できませんが、心筋梗塞に関しては、そのリスクとなる数値はあがらなかったということです。
※参考:『ランセット』2019年4月

さいごに

中国人を対象とした大規模な調査でしたが、日本人も同じ黄色人種なので、気を付けた方が良さそうですね。

脳卒中はストレスや、高血圧、肥満、糖尿病予備軍の人が起こりやすいので、もしや? と思う方は、たしなみ程度のお酒でも注意しておきましょう。