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ペパーミントがえん下困難の助けに? 米・研究

日本も高齢化が進んでいますね。
その中で、食事は大切な要素ですが、高齢になってくると、食べ物を噛んで飲み込むという「えん下」機能が弱ってきます。
そんな「えん下困難」の問題解決に、ペパーミントの力が有効なようです!
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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ペパーミントオイルにえん下機能の改善作用が?

アメリカのサウスカロライナ医科大学の研究によると、ペパーミントオイルは、高齢者や食道関連の病気にかかっている人たちの「えん下困難」を改善する作用が期待できることがわかってきました。
さらにペパーミントは、息苦しくなる「胸痛」などの緩和にも期待できるかもしれないということです。

食前にペパーミント系のタブレットなどを!

研究では、食道関連の患者さんで、えん下困難や胸痛を訴えている38名を対象に、ペパーミントを使って、症状が緩和できるかどうかを調査をしました。

その結果、食前に、ペパーミントオイルのタブレットを摂取した患者さんは、それを摂取しなかった患者さんよりも、食後の気分が良くなることがわかりました。

えん下困難、胸痛、両方の患者さんに効果が見られましたが、胸痛患者さんの方が、その効果が現れやすかったそうです。

特に、食道の痙攣(けいれん)性障害をもつ患者さんは、食後の気分が有意に良くなったそうです。

そのため、研究者たちは、ペパーミントオイルは、薬物ではないので安全で低価格で利用できることから、広く治療に使えるだろう、と述べています。
※参考:『消化器疾患科学』2019年2月

ペパーミントは薬事法でも認められている?

ペパーミントは、和名では「ハッカ」と言いますが、実は、日本薬局方で殺菌作用や鎮静作用、リラックス効果などの効果効能が認められているハーブ類でもあります。

まだ、この研究にあるような、えん下困難の治療効果などは盛り込まれていませんが、ペパーミントオイルは「ハッカ油」として、ドラックストアで購入することができます。
価格も20mlで700円前後なので、他のアロマオイルなどと比べるとかなり安価です。

オイルでなくても、ペパーミントは、ガムや歯みがき、タブレットなどにも使われているので、かなり身近な存在ですよね。

 

さいごに

これから夏に向けて、ミントチョコや、ミントティーなども出回るので、ペパーミント効果を最大限に利用してみたいですね。

ペパーミントのリラックス効果は、眠くなる方のリラックスではなく、頭がスッキリとし、冷静になれるほうのリラックス効果なので、試験前やプレゼン前、そして仕事や勉強に集中したい時にも便利です。

それに加えて、今回の研究のような作用がプラスされると手放せなくなりそうですね。

もし、消化不良や、食事の飲み込みにくさを感じる場合は、ペパーミントの力を借りてみましょう。