池袋西口から徒歩1本という立地にある老舗居酒屋「鞍」さん。
今年でもう35年になるそうで、居酒屋というよりも日本料理店という感じの静かな隠れ家的なお店です。
暖簾も粋な感じですね。
日本全国の銘酒が味わえるため、お店の中は酒蔵風の太い柱が印象的でした。
新鮮な鮮魚のお造りの盛り合わせ。
アジ、マグロ、タイ、カツオの4種盛りです。
魚の身の切れ味が尖がっていて、魚の新鮮もさることながら、熟練の板さんの腕前も見事なことがわかります!
サクサクの揚げたてコロッケ。
ジャガイモの硬さが絶妙で、ジャガイモ本来の甘味が引き出ていました。
パリパリの揚げ食感が素晴らしかった”揚げ春まき”。
チェーン店の居酒屋の揚げ物はベッタリしていますが、老舗居酒屋が揚げる春まきは食感が違いますね。
中の具材も、丁寧に調理された茹でタケノコやピーマン、ニンジン、細切り肉などがギッシリ!
自家製のもろみ味噌が味わい深い”もろきゅう”。
きゅうりの新鮮さも嬉しい逸品でした。
連れの〆は鮭茶漬け。
筆者の〆は、東京あきる野の手打ち蕎麦。
蕎麦には薬膳が練り込まれてあるのだそうです。
蕎麦つゆの出汁加減もほどよく大満足でした。
お店の名前にもなっている「鞍」も展示されています。
その前に各地の銘酒と呼ばれる日本酒もズラリ!
この鞍は、このお店の初代の方が大切にされている戦国武将の鞍のレプリカだそうです。
レプリカと言っても、当時の本物の鞍を、同じ素材で再現した年季ものなので、かなり価値がありそうですよね。
お店の地下へと続く階段にも、戦国時代に使われていた品々が展示されていて、博物館のようです。
お店の地下には、写真が取れなかったのですが、小早川家に伝わる鎧も展示されていました。
こちらの額に入った品も、戦国時代から伝わるもの。
筆者は歴女ではないので、詳しく説明できないのが残念ですが、歴史好きの人にはたまらない名店だと思います。
和食好き、日本料理好きの人、日本酒が好きな方には特にオススメです!