体重ベースでみると普通体重なのに、お腹周りだけポッコリとしている方は、何らかの病気での死亡リスクが高くなるそうです。
特に閉経後の女性は要注意とのこと!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。
普通体重でもポッコリお腹は危険?
冒頭で述べた事柄は、アメリカのアイオワ大学やカリフォルニア大学などの共同研究により、今年発表された最新情報です。
肥満予防はBMI値が基準となっており、普通体重は18.5~24.9とされています。
BMI値が25以上だと過体重または肥満、となります。
しかし、BMI値が普通体重の範囲内でも、腹囲が88cmに達すると、「腹部肥満」となります。
そのため、腹部肥満の人は、自覚がなく、気づきにくいのが実態のようです。
この「腹部肥満」の人に、死亡リスクが高い、という研究結果が出ているのです。
「腹部肥満」の死亡リスクは肥満女性と同じ?
共同研究では、1993年から1998年にかけての閉経後女性、約16万人のデータが解析されました。
その結果、普通体重でありながら「腹部肥満」であった女性は、「肥満」と診断された女性と死亡リスクがほぼ同じ、ということがわかりました。
この研究は、閉経後女性を対象に行われたものなので、一般女性や男性も同様の結果が出るとは限りません。
※参考:『JAMAネットワークオープン』2019年7月
しかし、「腹部肥満」は健康を害する要因であることには違いないので、ポッコリお腹が気になる方は、”お腹やせ”を意識して食事などに気を配っておきましょう。
肥満は様々な生活習慣病を引き起こす
肥満は高血圧や糖尿病、がんなど、様々な生活習慣病を引き起こすと考えられていますね。
カラダに余分な脂肪が蓄積されると、神経回路などにも影響して、うつ病など精神疾患にもかかりやすくなります。
お腹やせは日ごろの食事から
特に女性は、男性と違って、冷え性や便秘に陥りやすいので、それらが影響して、ポッコリお腹になるケースもあります。
適宜、食物繊維を多く含んだ野菜や海藻、冷ごはんなどで、腸内環境をよくしておきましょう。
パンが好きでごはんを食べない人も、便秘を引き起こしやすく、ポッコリお腹の確率が高くなります。
さいごに
アメリカの研究報告ですが、腹部肥満などの問題は、日本でも同じこと。
日本では食の欧米化が進んでから、肥満人口が増えています。
ごはんを中心とした和食を摂るようにすれば、腸内環境はさほど悪化せず、おのずとお腹やせになっていくでしょう。
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