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ビタミンKの摂取量が適切だと寿命が延びる? アメリカ・研究

高齢者の人口が増えつつありますが、栄養バランスが不十分で命を落とす人も多いとのこと。
アメリカの最新臨床栄養の研究によると、体内のビタミンKレベルが低い高齢者ほど、死亡リスクが高くなっているようです。
詳細を見てみましょう。

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ビタミンKを摂取すると延命に?

アメリカのタフツ大学の研究により、体内のビタミンKレベルが低い高齢者ほど、13年以内に死亡するリスクが高まることがわかってきました。
この研究は、多民族を対象としたメタ分析で統計が取られました。

研究では、54~76歳の約4,000名のアメリカ人が対象で、その中の約1/3が非白人でした。
対象者全員のビタミンK濃度が測定されましたが、同じ検査施設で測定されたので、検査官誤差は最小限に抑えられている、とのことです。

ビタミンKの血中濃度を13年間、追跡調査すると!?

この研究では、測定した参加者の血中ビタミンK濃度を、13年にわたって追跡調査を行い、心臓病の発症リスクと、死亡リスクが検証されました。

その結果、ビタミンKの血中濃度は、心臓病と有意な関連は見られませんでした。
しかし、ビタミンKレベルが最も低い人たちは、ビタミンK濃度が十分であった人たちと比べて、死亡リスクが19%も高いことがわかったのです。

ビタミンKは血管のタンパク質と関係している?

ビタミンKの血中濃度が、心臓病や死亡リスクに関連しているのは、血管のタンパク質がビタミンKを必要としているからだと考えられています。
血管のタンパク質はカルシウムが血管壁に蓄積するのを防ぐため、血流をよくする働きがあるのです。
その時の血中に、ビタミンK濃度が十分でないと、その機能が発揮されないのだそうです。
※参考:『米国臨床栄養学雑誌』

さいごに

ビタミンKは、緑の濃い葉野菜に含まれていますね。
「モロヘイヤ」「あしたば」「ほうれん草」「小松菜」「ブロッコリー」「にら」などです。
また、納豆やひじき、わかめなどにも含まれているので、これらを使ったお惣菜を一品追加するといいでしょう。
身近な野菜や海藻で、血流を良くし、長寿につながればうれしいですね。