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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

最高の「腸活」は断食療法!?絶食による腸内細菌叢の変化とは?米・研究

コロナ禍の巣ごもり生活が続く中、肥満や高血圧などの生活習慣病リスクも懸念されていますね。
そんな中、断食療法が、また見直され始めています。
絶食状態だと、腸内細菌叢が改善され、血圧低下効果まで期待できるとのこと!?
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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絶食は腸活と血圧低下に効果が?

アメリカのベイラー医科大学の研究によると、一時的に絶食することで、腸内細菌叢の再形成が行われ、血圧低下につながる可能性が高い、という事実がわかってきました。
まだ、ラッによる動物実験の段階ではありますが、時々、絶食させたマウスは、すこぶる健康体に改善されたようです。

高血圧ラットを用いた実験結果とは?

研究チームは、高血圧と診断されているラットを用いて、絶食がどのように血圧改善と関連するのかを調査しました。
ラットを2つのグループに分け、エサを与える際、

  • 【A】自由摂食
  • 【B】1日おきの絶食

とし、経過を観察しました。
実験開始から9週間後の結果は、次の通りです。

9週間の絶食療法で高血圧が改善?

【A】グループのラットは、今まで以上に血圧が上昇していましたが、【B】グループのラットたちは、1日おきの絶食効果が表れ、大幅に血圧が下がっていたそうです。

血圧改善のカギは腸内細菌叢?

以前から、高血圧は、腸内細菌叢が影響していると考えられていたため、研究チームは、さらに、ラットたちの腸内細菌叢も調査しました。
【A】グループのラットから採取した腸内細菌を、別の無菌ラットと植菌したところ、健康な正常なラットの腸内細菌の植菌時よりも、血圧が上昇することがわかりました。
逆に、【B】グループのラットから植菌された無菌ラットに、血圧の上昇は見られず、血圧も正常値であったそうです。

絶食は腸内細菌叢の改善に必須!

絶食によって誘発された腸内細菌叢の変化は、腸内の改善だけではなく、血圧を下げる効果も実証できたとのこと!

絶食は胆汁酸にも好影響!

また、研究チームがさらなる調査を行った結果、【A】グループの高血圧ラットは、正常血圧のラットと比べて、血液中の胆汁酸が少ないことを発見しました。
一方の、【B】グループの絶食を取り入れたマウスたちは、血中の胆汁酸が増えていたそうです。

絶食は健康改善の特効薬!

この結果をふまえ、「絶食」を定期的に取り入れることで、腸内細菌叢が改善されるので、血圧の改善、胆汁酸の増加など、健康度UPにかなり貢献することがわかりました。
降圧剤などの投薬よりも、絶食なら、お金もかからず、副作用もありません。

絶食は腸内細菌の宿主を正常化して、様々な健康に寄与する、特効薬ともいえるでしょう。
※参考:『循環器研究』

さいごに

過食がクセになっていると、なかなか断食療法の遂行は抵抗がありますが、1日おきなら、実行できるかもしれませんね。
「最近、食べ過ぎている」「コロナ禍で食べるしか楽しみがない」と思っている方は、食べ過ぎで、健康が蝕まれているかもしれません!?
何をしても痩せない!という方は、エステや無理な運動を実行する前に、思い切って、絶食を試してみましょう。