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『オリエント急行の殺人』読書レビューと秋の安納芋ソフト

おはようございます。
本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』です。
何度か映画化されているので、ご存知のかたも多いでしょう。

先日NHKのBSプレミアムカフェで、アガサ・クリスティーの特集番組が再放送されており、本作を久しぶりに読み直したくなったのです。
オーディブルでは、ダイジェスト版を聴くことができます。
それも、毎週水曜日放送の『名探偵ポワロ』の声優、熊倉一雄氏の朗読で、音響付きという豪華さ!

物語は、インドのカレーからヨーロッパを横断する豪華寝台列車《オリエント急行》で起こる殺人事件。
ポワロさんは、仕事で中東の地を訪れており、急遽、ロンドンに戻ることになりました。
そこで、オリエント急行に乗り合わせたのです。
真冬のオフシーズンにも関わらず、なぜか列車は満席。
電鉄会社社長の優遇で、2日目から一等車両に落ち着いたポワロですが、奇妙な中年カップルや、ロシア人貴族の老女、おしゃべり好きなアメリカ人女性、若いスウェーデン大使夫妻、極めつけは、悪徳成金で有名なラチェットという富豪の男に出会います。

ポワロの客室は、ラチェットの隣室でした。
ラチェットは、食堂車でポワロを見かけると、護衛の依頼をします。毎日、自室に脅迫状が届くので、突き止めてほしいと……。
しかし、ポワロは、いくらお金を積まれても、依頼は受けないと言い張ります。理由は「あなたの顔が嫌いだから」

品性を大事にするポワロは、品のない成金趣味のラチェットを、本能的に嫌っていたのでした。
その夜、深夜1時過ぎ……。
列車は、大雪で立ち往生して、止まります。
深夜なので、気づかない乗客もいましたが、静かですが、異様な雰囲気に包まれています。

ポワロが耳をすますと、隣室のラチェットの部屋も、妙な感じです。
フランス語で男の声が聴こえ「問題ないよ」と言っているようでした。

ポワロは、また眠りにつき、やがて朝になります。

すると!
ラチェットが12ヶ所もの刺し傷とともに、遺体となっていたのです。

雪で列車が止まっているので、警察を呼べません。
電鉄会社の重役と、医師、ポワロの3人で、現場検証をするハメに……。

医師が遺体を診ると、刺し傷があるのに、出血が少ないため、心肺停止後に刺されていると指摘。
ラチェットは、どうも致死量の毒薬を飲まされているようでした。

飲み物を運んだ、ラチェットの執事が怪しいのか?
脅迫状を燃やしたのはだれ?

刺し傷を検証すると、すべて同じナイフのようですが、角度や強度から、男性だとも、女性だとも考えられます。
また、右利きと左利き、両方の可能性もあります。

ラチェットの部屋の窓は、割られており、外部からの侵入があったようにも思えます……。
密室殺人なのか、外部の侵入者によるものか?
そして、犯人の手掛かりになる、証拠品も次々と出てきます。

《H》のイニシャルのハンカチ、赤い龍の刺繍の派手なガウン、車掌の制服からはずれたボタン。
乗客の部屋からは、凶器のナイフも!

さて、名探偵ポワロさんの推理は?

映画では、1974年版も2017年版も、喜劇的な終わり方をしていましたが、個人的には、デヴィット・スーシェ主演のイギリスドラマ『名探偵ポワロ』の映像化が、原作に忠実だと思いました。
毎週、水曜日にNHKのBSで放送中(夜9時~)なので、そのうち、『オリエント急行の殺人』も放送されることでしょう。

気になる方はぜひ、オーディブルの聴き放題プランで!


さて、読書の秋のおともは、秋らしい安納芋&ソフトクリームでした。
ひごろは、おやつを食べないようにしていますが、久しぶりの休日スイーツでした。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。