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おやつにポテトチップスなど揚げ菓子ばかり食べていると怠惰な性格になる!?カナダの最新研究報告

今週のお題「おやつ」

定番のおやつはスイーツだけではなく、ポテトチップスや、スナック菓子など、揚げ菓子も多いですね。和菓子の中でも、”芋けんぴ”や”かりんとう”なども揚げ菓子です。たまに食べる分には問題ありませんが、毎日のおやつや、つまみ食い用に揚げ菓子を常備している方はご用心!

これらの揚げ菓子に使用されている油はn-6系の多価不飽和脂肪酸の植物油が多く、専門的にはMUFAやPUFAなどに分類される油脂類です。

今年(2017年)4月に発表されたカナダのブリティッシュコロンビア大学の研究報告によると、これらの油脂を多く摂取している人は怠惰な性格になっていく傾向があるとのことです。もしかしたら、みなさんの周囲にズボラなひとがいれば、揚げ菓子大好き人間かもしれません!?

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最新の研究報告とは?

カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究では、ヨーロッパ諸国の女性のPUFAとMUFAの摂取量と座位行動、そして糖尿病との関連が調べられました。

欧州血管統計学会の2012年のデータより、座位時間や糖尿病に関してのヨーロッパ各国別のデータが用いられました。この研究では、国ごとの社会経済、身体活動環境、気候に関するデータも収集して、細かく分析されたようですね。そして栄養データは、各国の栄養調査のデータが用いられました。

その結果、食事のn-6系PUFAは、11才の女性の座位時間と関連していることがわかりました。また成人女性の血糖値の上昇とも関連が見られました。血糖値の上昇は弱い関連なので、まだはっきりと、関連がある、と言い切れるものではないようです。
※出展:PLOS ONE

しかし、この手の油分の摂りすぎは、肥満になりやすいので、控えるにこしたことはない、と言えそうですね。

またマウスを使った動物実験ではありますが、2015年にも同大学から、n-6系の油脂PUFAを摂取しすぎているマウスが怠惰になったという研究報告が出ています。
※出展:Journal of Nutritional Biochemistry

スナック菓子だけではない!”多価不飽和脂肪酸”摂取の注意点

植物油は一見カラダに良さそうですし、n-6系の脂肪酸は、必須脂肪酸でもあります。しかしスナック菓子は製造工場で食材を油で揚げてからパッケージ化され、ヒトが口にするまでの間に、既に酸化されています。同様にファストフードやドーナツ、スーパーやコンビニで買える揚げ物類にも、n-6系のPUFAとMUFAは含まれています。

日本に1番最初に上陸した某有名ハンバーガーチェーンは、各ショップでハンバーガーが作られていますが、数時間経過したものは、ゴミ箱に捨てられています。

またスーパーやコンビニでも、揚げてから時間がたった唐揚げやコロッケは大量に入って半額以下の値段で売られています。

これらは揚げ油が酸化してヒトのカラダには悪い、ということがわかっているから捨てられたり、半額で売られたりしているのです。

酸化した油分は過酸化脂質となって、中性脂肪を増やしていきます。この研究報告の論文には書かれていませんが、一般に中性脂肪はヒスタミンを放出して、アレルギー物質を生成する可能性があります。そうすると、カラダにダルさを感じたり、思考力が鈍ったりするので、怠惰になっていくのも、いたしかたないことなのかもしれません。

 

先述の研究では対象者が女性でしたが、中性脂肪が体内でできていく過程は男性もさほど変わりません。もしや?と思われる方は、スナック菓子は時々食べる程度にして、時間がたちすぎた揚げ物やファストフードも徐々に控えていきましょう。

人間の性格は生まれ持ったものもありますが、子どもの時の食習慣や、日頃の食習慣で脳の神経伝達系も発達していくので、なるべく「悪い!?」と発表になったものは、避けていくのが望ましい、と個人的に考えております。