昨年(2016年)の秋にTwitterの発信から大ブレイクした「無限ピーマン」をご存じですか?
ピーマンの品種かと思ったら、れっきとしたピーマンを代表するお料理の名前なのです。ごぼうだと”金平ごぼう”、じゃがいもなら”ポテトサラダ”といった感じですね。
ピーマンは夏が旬なので、存分に味わってみたいですね。一体どんなレシピなのでしょうか?
無限ピーマンとは?
人によってレシピは様々ですが、材料としてはピーマンとツナ缶を使うのが基本のようです。それをゴマ油などで炒め、鶏ガラスープのもとで味付けするのが王道です。
とっても簡単で、ご飯がよくすすみ、無限に食べてしまいそうなぐらい美味しい!というのがレシピ名の由来のようです。
ツナ缶の美容効果や栄養は?
ツナ缶は「缶詰美容」など、美容食としても、数年前から見直されていますね。健康食ブームで、缶詰はなんとなくインスタント食品として見られる風潮もありました。しかし缶詰は、保存する時に”缶”を使って密封しているため、保存料などの食品添加物が入っていない場合が多く、実はカラダに悪い食材ではなかったのです。
近年は、塩分控えめのものや、オイル分が控えめ、カロリーハーフのものなど、ラインナップも増えています。
ツナ缶は製品によりマグロが使われてたり、カツオが使われていたり、両方入っているものもありますが、主原料はマグロかカツオです。
どちらにしても、赤身魚で、タウリンや鉄が豊富なので、夏の貧血予防などにいいでしょう。
そして脳とカラダの疲れを取ることで知られるイミダゾールジペプチドも含みます。
「無限ピーマン」にするとご飯がすすむそうですが、マグロやカツオには糖質や脂質を代謝するビタミンB群も含まれるので、食べ過ぎなければ、ご飯の糖質代謝に役立つでしょう。
主役のピーマンの美容効果や栄養は?
ピーマンは緑黄色野菜の中でもビタミンCが豊富ですね。加熱に弱いので、炒めすぎないようにしましょう。
そして緑黄色野菜なので、β-カロテンが含まれ、体内でビタミンAに変わります。
またレシピではゴマ油が使われるので、抗酸化作用のあるビタミンEも補えます。
「無限ピーマン」としていただくと、ビタミンACEの3つが揃い、美白作用などが高まるでしょう。
そしてピーマンの独特の苦味成分はピラジンというもの。殺菌作用などがあるので、夏風邪予防などにいいでしょう。
ご飯と一緒に「無限ピーマン」を食べると、三大栄養素も補え、野菜不足の人にも嬉しい献立となります。こういうレシピがブームになると、日本国民の野菜摂取量が増え、ピーマン嫌いの人口も減って嬉しい限りです。考案者の方に感謝ですね。