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梅雨の倦怠感は緑の野菜とハーブで乗り切る~グリーンデトックス

グリーンスムージーならぬ、「グリーンデトックス」という緑の野菜とハーブだけを揃えて食べるデトックス法が、じわじわと注目を集めているようですね。

あえて、緑の野菜とハーブだけを揃えるには何か理由があるのでしょうか?

梅雨の倦怠感の改善にもいいようですが、その栄養価や機能性、効能などに迫ってみましょう。

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梅雨の倦怠感の特徴

日本でも江戸時代までは東洋医学が主流で、漢方の薬草などを用いて不調を改善していました。

漢方の世界では、気候の変化に加え、食生活の乱れや運動不足によって、体内にエネルギーを巡らせる「気」や、体内の栄養分の流れを司る「血」が滞ることを、「痰湿阻滞(たんしつそたい)」と呼んでいます。

「痰」は余分な脂肪や老廃物、「湿」は梅雨時期の湿気のこと。

このことから、梅雨はカラダの巡りが悪いので、脂肪が落ちにくく、老廃物も溜まりやすいのだそうです。

「痰湿」が溜まってしまうと、梅雨時期の倦怠感として、カラダが重く感じたり、だるさ、疲れ、便秘、冷えなどの不調が生じてきます。

そこで、緑の野菜とハーブの出番です!

緑の野菜とハーブがカラダの除湿にも効く?

以前から緑の野菜には解毒力があると言われていましたが、それだけではありません。

緑の野菜は色の濃さから抗酸化作用のあるβ-カロテンやポリフェノール、ビタミン類が豊富です。

また、ブロッコリーから発見された「スルフォラファン」に代表されるように、ガン予防作用で注目の成分も入っています。

そして、わさびやしそ、パクチー、ローズマリーなどの香味野菜やハーブ類には強い香り成分が、直接、脳の神経に働き、リフレッシュ作用も期待できるのです。

緑の野菜やハーブには共通して、クロロフィルという緑色の色素成分が含まれていることにも注目です!

代表的な緑の野菜とハーブ

  1.  ブロッコリー
    β-カロテンが豊富な上、ビタミンCとカリウムが豊富です。
    そしてブロッコリーから発見されたスルフォラファンも有名ですね。
    スルフォラファンは、ブロッコリーそのものよりも、その新芽である「ブロッコリースプラウト」に多く含まれます。
    中国では、PM2.5の予防食として注目され、ブロッコリースプラウトの摂取で、大気汚染の影響で尿中に出る「メルカプト酸」の解毒が認められたそうです。

  2. わさび
    解毒作用は、野菜やハーブの中ではピカイチ食材です!
    わさびの辛味成分は「6-MSITC」という物質ですが、肝臓で解毒酵素の働きを強める作用があります。
    その肝臓での解毒作用で脳神経の保護もできるようになるため、カラダ全体が梅雨の倦怠感から解放されるかもしれません。

  3. パクチー
    女性に人気の香味野菜。コリアンダーとも呼ばれますね。
    好き嫌いがわかれますが、胃の働きを活性化して、胃潰瘍などの原因となるピロリ菌の予防としても注目です。

  4. ケール
    野菜としては葉がかたく、やや食べにくいので、グリーンスムージーや青汁などのドリンク製品によく使われています。
    β-カロテンやルテインなど、目の健康を守る成分が多く含まれます。
    そして梅雨時期の快眠を誘う、メラトニンも含み、精神安定作用が期待できるでしょう。

  5. クレソン
    ステーキの上によく乗っている香味野菜で、少量しか食べませんが、解毒力に優れており、アメリカでは栄養密度の高い野菜ランキング1位になっています。
    アブラナ科の植物なので、スルフォラファンを含み、ガン予防作用が期待できます。

  6. しそ(大葉)
    抗菌作用があるので、お造りなど生の魚と一緒に食べると魚の臭みけしにもなります。
    気の巡りをよくするのは、α-リノレン酸の血流改善作用です。
    ”お料理の飾りの葉っぱ”として残す人が多いですが、残さずいただきましょう。

  7. ローズマリー
    筆者も、ベランダ菜園で、育てているハーブの1つですが、育てやすく、肉料理や魚料理の臭みけしや解毒作用に優れています。
    カルノシン酸という成分が含まれ、脳の神経を保護して、記憶力を高める作用が期待できます。

「 グリーンデトックス」の考え方としては、必ずしも、生の野菜をスムージーにしたり、ジュースクレンズにするわけではありません。

アブラナ科やシソ科の緑の野菜やハーブが多くなりますが、これらに共通して入っている解毒作用に注目し、それらを食べる習慣を身につけることで、不調を改善しましょう、という試みです。

サラダや、温野菜、お料理の付け合せに活用してみましょう。
食中毒予防にもなるので、夏場は特に取り入れておきたいですね。