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抗糖化につながる機能性成分は?アンチエイジング最前線!

数年前に「肌の糖化」ということでAGEs(終末糖化産物)の存在が話題を呼び、アンチエイジングを謳った化粧品や食品が次々と登場しましたね。

その後も話題には上がっていますが、最新の情報はどうなっているのでしょうか?

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糖化ストレスとは?

肌をはじめ、人間の体内はタンパク質が材料となっている部位が多いですね。

そして人間は食事から糖質を補います。
糖質は、エネルギーも産生するので、生きていく上で大切なものですが、一方で、糖からはアルデヒドという物質ができ、それがタンパク質と結合すると、AGEs(終末糖化産物)となります。

AGEsは肌の糖化だけでなく、体内の臓器の機能を低下させ、カラダ全体を老化へと導いてしまうのです。

当初は肌などの美容面での問題が重視されていましたが、体内での機能低下もわかり、現在は医療レベルで研究が進むようになっています。

最近の研究では、糖化ストレスは、糖尿病の合併症や、認知症をはじめ、骨粗しょう症など、さまざまな病気を引き起こす要因の1つにもあがっています。

抗糖化も重要!

「抗酸化」はさまざまな食品があり、昔から研究されていたので、もう常識化されつつありますが、現代人は「抗糖化」の方が大事かもしれません。

抗酸化は、人類が誕生してから、常に人間の体内が酸化ストレスと闘っていたため、カラダが、ほぼ本能的に抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノールが豊富な野菜や果物を欲し、食べてきたという歴史があります。

しかし、抗糖化は、飽食の時代と呼ばれる、白く生成された小麦粉や白糖を中心とした加工食品が一般化されてから出てきた問題です。

抗糖化はどのような食事から起きるのでしょうか?

 

糖化ストレスを招くNG食とは?

  • 朝食の欠食率が増えているのも原因ですが、朝食にパンのみの人も要注意です。
  • 早食い、ドカ食い
  • 食べる順番を意識せず、ご飯やお肉など好物から食べるクセを治しましょう。
    野菜や海草など食物繊維を先に食べ、その後にメインディッシュ、ご飯やパンは食事の最後にいただきましょう。
  • 飲料水や菓子類に含まれる「果糖ブドウ糖液糖」を避けましょう。
    熱中症対策に進められているスポーツドリンクなどにも含まれるので多飲しないようご注意!
  • 血糖値の上がりやすい食べ物(スイーツ、菓子パンなど)を空腹時に食べないこと。

これらを控えるだけでも糖化ストレスが防げるでしょう。

抗糖化につながる機能性成分は?

機能性表示食品の成分として挙がっている機能性成分の中に、抗糖化につながるものがあります。

  • 難消化性デキストリン・クエン酸(ビネガー類・柑橘類・梅干など)
    糖の吸収を遅らせる作用があります。
  • アスタキサンチン・コエンザイムQ10
    糖化は同時に酸化も食い止める必要があるので、抗酸化作用も必要です。
  • 茶カテキン
    AGEsの生成を抑制します。
  • ザクロ、ローズマリー
    AGEsを分解する作用があります。

ザクロはAGEsの分解作用で、一躍美容食材として、ザクロジュースや、ザクロ入りチョコレートなど、美容おやつも登場しましたね。
砂糖の含量に気を付けて、以上の機能性食品も取り入れてみましょう。
茶カテキンは紅茶にも緑茶にも含まれていますね。

紅茶に、クエン酸が含まれるフルーツを入れて、フルーツティーにするなど、おやつタイムや、ティータイムも抗糖化となる優雅なひと時にして、楽しく取り組んでみましょう。