香りや、ほんのりとした味がついている水を
「フレーバーウォーター」といい、
数年前から、ミネラルウォーターと並んで、
夏になると自販機やコンビニでも買えるようになりましたね。
今年も新製品が並んで、夏が来たな、という感じがしますが、
市販のものは、糖分が入っていることがあり、
甘いジュースと、さほど変わらず、ガッカリされた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、自宅で、ハーブや、野菜、果物を、
ミネラルウォーターと一緒に漬けて、1晩おくだけで
フレッシュな自家製フレーバーウォーターが楽しめます。
フレーバーウォーターとは?
ハーブが一般家庭でも当たり前のように取り入れられている
ヨーロッパでは、フレーバーウォーターは
日常の飲料水として浸透しています。
お茶として煮出すわけでもなく、
スムージーやジュースクレンズのように、
野菜や果物を絞り出すわけでもありません。
ただお水に、カット野菜やカットフルーツ、ハーブを入れて、
一晩おくだけです。
それだけで、植物からカリウムや水溶性ビタミン、
水溶性植物繊維が水に溶けだして、
ほのかな甘みや香りが楽しめるようになります。
人間のカラダの約60%が水分
人間のカラダは約60%が水分から構成されているので、
特に夏は1.5リットルぐらいの水分を
飲料から補う必要があります。
2リットルの水分を補うのがいい、とも言われていますが、
食べ物にも水分は含まれているので、
飲料からは1.5リットル程度を目標にしましょう。
ただ、コーヒーや甘いジュースからの飲料水はあまりオススメできません。
熱中症対策にいいとされる、
スポーツドリンクやエナジードリンクも、
甘味料やカフェインが多いものもあるので、
注意が必要です。
そこでフレーバーウォーターが理想的な飲料として注目されているのです。
フレーバーウォーターに期待できる効果とは?
フレーバーウォーターは、
水の中に、どんな野菜や果物を入れるかによって、
もちろん、期待できる効果は違いますが、
野菜、果物、ハーブには共通して、
カリウム、水溶性食物繊維、水溶性ビタミンが含まれます。
水溶性ということは、水に溶け出てしまう成分なので、
調理の際、欠点となっていたことが、
フレーバーウォーターでは強みとして活かされるのです!
柑橘系を入れると、体内でクエン酸回路に働きかけるので、
疲労回復効果につながるでしょう。
ただ、あわない野菜などもあるので、
以下を参考に、組み合わせてみてください。
フレーバーウォーターに入れたい野菜、果物、ハーブ
- ミントベースには
きゅうり、ズッキーニ、すいか、パイナップル、オレンジ - ローズマリーベースには
冷凍ベリー、ブルーベリー、りんご - パクチーベースには
オレンジ、レモン、ライム、パイナップル - レモングラスベースには
ライム、アプリコット
一例にすぎませんが、お好みで組み合わせてみましょう。
決まりはないので、いろいろ試してみて、
お気に入りの組み合わせを見つけてくださいね。
自家製フレーバーウォータの作り方
【用意するもの】
- 1リットル用のガラス瓶(ジャー)やピッチャー
- 水 700cc
- 野菜、果物、ハーブ 合計100gほど
【作り方】
- ピッチャーに分量の水を注ぎ、
カットした野菜、果物を入れる。 - ハーブはそのまま入れますが、
一度手のひらに乗せ、もう一方の手で
パチンと一度たたくと、香りが出やすくなるでしょう。 - 冷蔵庫で1晩寝かしてできあがり。
※なるべく寝かした翌日に飲みきるのが望ましいです。
ミネラルウォーターで作るのが理想ですが、
水道水を一度沸かして冷ましたものでも十分です。
また硬水のミネラルウォーターで作ると、
お通じやデトックス作用が高まるでしょう。
わざわざ買い揃えると大変ですが、
野菜の切れ端や、カットフルーツを少し残しておいたり、
ハーブは、ベランダ菜園で揃えておくと便利です!
お気に入りを見つけて、マイボトルに入れて持ち歩いてもいいですね。
夏の脱水症状は、優雅なフレーバーウォーターで予防してみましょう。