暑くなると食べたくなるスイカ(すいか)。
しかし、せっかく買ってきても甘くないとガッカリしてしまいますよね。
昔から、音で甘さがわかるとか、
ヘタが窪んでいる方が甘いとか、
いろいろ言われていますが、
それはスイカ丸ごとの場合です。
近年、スイカを丸ごと1個買う機会はほとんどないのに、
カットスイカでの甘さの見分け方はあまり知られていません。
本日はカット売りの、
甘いスイカの判別法をお伝えします!
甘いカットスイカの判別法(見分け方)4つ
- 皮の模様をチェック
1/4カットや1/2カットでも、
たいていビニール袋に入って売られているので、
周囲の方の迷惑にならないよう、
下になっているスイカの皮をチェックしてみましょう。
ポイントは縞模様がクッキリとしているものです。
特に黒い部分がぼんやりとしているものは避けましょう。 - 果肉と皮の間の白い部分をチェック
赤いスイカの果肉を食べ終わった時に出てくる、
皮の裏の白い部分。
購入する時も、1cm幅ぐらいで見えているので、
赤い果肉と白い部分の境界線がクックリとしているものを選びましょう。 - 種が真っ黒なものを
熟したスイカの種は真っ黒です。
白い種が多いものは熟し切れていないものが多いので、
避けるようにしましょう。 - 切り口が鮮やかなものを
特に1/4カットの場合、
上部がひび割れているものがありますね。
糖度がまわって甘い、という説もありますが、
たいていの場合、カット処理後、
時間がたちすぎているものが多いようです。
切り口が崩れていないものほど新鮮と言えるでしょう。
この4点を気を付けて観察するだけで、
かなり甘いスイカをチョイスできると考えられています。
スイカは糖質が多い?GI値が高い?
近年の糖質オフブームで、
スイカはタブー食品に上がっていることがありますね。
栄養成分としてスイカの糖質を見ると、
100g中、9.2gです。
1/4カットのスイカの重さ平均は1200gで、
1人分だと、さらにその1/4程度なので、300g程度。
1食分の糖質は約27.6gなので、やや高めですが、
他の果物と比べると、そう高いわけではありません。
また、カロリーは1食分(300g)約111kcalなので、
おやつのカロリーとしても高いわけではありません。
そして気になるGI値(血糖値上昇指数)は...!?
こちらは72とかなり高いと言えます。
GI値は、学会や医療機関によって若干の誤差がありますが、
だいたい65以上が「GI値の高い食品」に分類されます。
残念ながらGI値のみで判断すると糖質制限には不向きかもしれません。
食べる順番などを意識して上手にとり入れよう!
すきっ腹に、単品でいただくと、
スイカはGI値が高く、
糖尿病など、糖質制限をきちんと行わなければならない方には、
タブーかもしれません。
しかし、食後にいただいたり、
スムージーなどでGI値の低い野菜や果物と一緒にブレンドすると
GI値を下げた状態でいただくことができます。
また昼食後から18:00ぐらいまでは
人間の体温が比較的高い状態なので、
その時間帯にいただくようにすると、
体内での血糖値の乱高下が抑えられるでしょう。
カットフルーツで、スイカの量を減らし、
GI値が低めのグレープフルーツやキウイなどと一緒に摂るのもいいですね。
スイカの効能
スイカはウリ科の植物で、
他のウリ科の植物と同様、
カリウムが豊富で利尿作用もあります。
また、90%が水分なので、
生のきゅうりと同じく、
野菜(果物)からの水分補給になります。
糖分があるので、
スイカからの水分がカラダに吸収されやすく、
熱中症や夏バテ対策にはいいでしょう。
その上、余分な水分は排出してくれるので、
ムクミ予防にもなります。
夏の水分調節には理想的な果物です。
ことGI値に関しては、心配があるかもしれませんが、
旬の果物はカラダを冷やす働きや、
水分調節もしてくれるので、
体調やシーンに応じて、甘いスイカを楽しんでください!