コーヒー好きの方々に朗報です。
1日3杯のコーヒーを飲んでいる人は、がんを含む死因のリスク低減になる、とヨーロッパの16年にも及ぶ大規模調査で明らかになりました。
どんな内容だったのでしょうか?
コーヒーの摂取と健康の関係とは?
国際がん研究機関では、16年間におよび、イギリス、フランス、デンマーク、イタリアなどを含んだ、EU諸国10ヶ国の約52万人ものコーヒー摂取のデータを分析しました。
対象は35歳以上の男女です。
その結果、16年のうちに、約42,000人は、がん、循環器疾患、心不全、脳卒中などで亡くなりました。
しかし調整後、コーヒー摂取量が最も多かったグループは、コーヒーを全く飲まなかったグループと比べ、全ての死因のリスクが最も低かったそうです。
カフェイン抜きのコーヒーでも、同様の効果があることもわかったそうです。
また14,000人ほどのサブグループでも、コーヒーを飲む人は、コーヒー以外を飲む人たちよりも、肝臓も健康な状態で、血糖コントロールも良好なようです。
※参考『内科学年報』
コーヒーの摂取量は?
コーヒーの摂取量は、1日平均900mlのデンマークが最も多く、1日平均92mlのイタリアが最も少なかったということです。
※参考『内科学年報』
イタリアはエスプレッソやカプチーノの国なのに、以外な結果でしたね。
エスプレッソは小さなカップなので、摂取量としては少なくなるのでしょうか?
筆者の個人的な意見はさておき、コーヒー摂取量が多い人の特徴もわかっています。
コーヒー摂取量の多い人の特徴は?
あくまでヨーロッパの研究結果ですが、若い世代が多く、喫煙習慣があり、飲酒習慣もあり、そして肉類の摂取が多くて、野菜・果物の摂取が少ない!
という人に、コーヒー摂取量が多いようです。
※参考『内科学年報』
この内容では、コーヒーの摂取を除けば、生活習慣病予備軍に入りそうな食生活ですよね。
にも関わらず、コーヒーを飲んでいると、飲まない人たちよりも全死因が低減しているので、毎日3杯のコーヒー習慣は、統計上ではカラダにいいということになるのでしょうか。
これまでにも、コーヒーがカラダにいいのか?悪いのか?
一般論も含め、様々な論文も発表されてきましたが、この研究結果により、コーヒーのこれまでの研究発表を支持することが確信できたそうです。
筆者は砂糖なしのソイラテをほぼ毎日飲んでいますが、少々コーヒーの摂取量が増えてもカラダに害はなさそうですね。