夏は冬よりもエネルギー代謝が下がるので、誰でも太りやすい時期だそうですね。
そんな夏に食べたい野菜として赤パプリカに注目です。
赤パプリカには、夏のダイエットに最適!?とされる成分が含まれていることがわかりました。
最新の研究ではどうなっているのでしょうか?
赤パプリカのダイエット作用とは
赤いパプリカには、色素成分のキサントフィルが含まれています。
弘前大学の研究によると、その色素成分に、太った人の脂肪細胞を小さくし、善玉ホルモンの働きを高める作用があることがわかりました。
太った人の脂肪細胞の特徴とは?
太った人の脂肪細胞は、健常な人たちの脂肪細胞と違い、脂肪がパンパンにふくらんで風船のように膨らんでいます。
そこには血糖値や血圧を上げてしまう、悪玉ホルモンの分泌が増えていくので、普通体系の人のように、脂肪を分解してくれる善玉ホルモンが出にくいという性質があります。
真のダイエットとしての体重減少は、筋肉の減少による体重減少ではなく、脂肪が減少しないと意味がありません。
そこで、先述の赤パプリカの出番です!
キサントフィルは太った人の脂肪細胞にも働きかけてくれるので、体脂肪やBMI値が下がらない人にも嬉しい成分ですね。
赤パプリカのダイエット効果は?
またBMI値が25以上30未満の太り気味で健康な男女100人を対象にした研究でも、ダイエット効果があることがわかっています。
(※BMI値の正常値は18.5~24.9)
対象者に赤パプリカから抽出したキサントフィル入りのカプセルを12週間毎日摂ってもらいました。
その結果、皮下脂肪、総脂肪面積、BMI値、体重、腹囲すべてが減少したそうです。
早くやせたい!と思っている方は、赤いパプリカを1~2個食べ続けると3ヶ月ほどで脂肪を落とすダイエットに成功できるかもしれませんね。
赤パプリカの食べ方
赤パプリカは普通の緑のピーマンに比べて、甘く、生でも食べやすいですが、丸ごと1個、一人で食べるのは大変ですね。
他の野菜と一緒にスムージーやジュースクレンズとして飲んだり、またオーブンで焼いたり、電子レンジで蒸してから、甘酢に漬けておくと、食べやすくなります。
野菜の甘酢漬けの基本は、過去記事の『酢ベジ』でご紹介しているので、参考にしてくださいね。
赤いパプリカは見た目もオシャレなので、いろんなお料理の彩にもいいですし、積極的に食べておきたいですね。
キサントフィルは赤パプリカに含量が多いので、何色のパプリカを買おうか迷ったら、迷わずに赤パプリカを選ぶようにしましょう。