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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

魚のDHAとEPAはいつ摂ると中性脂肪を下げる?

1日の総摂取カロリーや食事内容が同じでも、何をどの時間帯に食べるかで、太り方、やせ方が違うという研究報告が、近年、続々と発表されていますね。

魚に含まれるDHAやEPAは中性脂肪を下げることで知られていますが、これらにも効果を発揮しやすい摂取時間帯があるようです。

それはいつなのでしょうか?

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魚は朝食でとると中性脂肪を下げる作用が高まる!?

マルハニチロと産業技術総合研究所の共同研究によると、魚油に含まれるDHAやEPAは夕食時に摂るよりも、朝食時に摂った方が、血中のDHAとEPAの濃度が高まって、中性脂肪を下げる効果が高まる、ということがわかりました。

マウスでの動物実験では、マウスにDHAとEPAを含むエサを夕食に食べさせるグループと、朝食に食べさせるグループに分けて2週間、飼育されました。

その後、マウスの血液を調べたところ、前述のような結果となったそうです。

夜は22:00頃から体内で脂肪が蓄積される時間帯なので、朝食に魚介類を食べておくと、夜間に蓄積された脂肪が代謝されるので太りにくい体質に改善できそうですね。

DHAとEPAは朝から集中力を上げたいときにも

DHAとEPAは他に、記憶力や集中力UPにつながる成分としてもおなじみですね。

具体的には、DHAは脳を構成している140億個もの脳細胞膜に存在しています。
特に、記憶力や学習能力と関係する脳の「海馬」というエリアには、脳の他の部位に比べて2倍以上もDHAが存在しているのです。

そのため、DHAは脳にいいと言われており、海馬にあるDHAの量が頭の良さにつながるとも考えられています。

DHAを摂取すると、脳に優先的に取り込まれます。
脳の入口には「血液脳関門」という文字通り”関門”が存在し、ここで脳に必要な物質とそうでない物質がふるいにかけられます。
DHAは、この血液脳関門を通過できる数少ない物質であるため、継続して摂取することで、記憶力はもちろん! 脳細胞全体の活性化が期待できるのです。

しかし、同じオメガ3系の脂肪酸であるEPAは、ここを通過することはできないので、記憶力や集中力に関してはDHAの働きが大きいと言えます。

DHAとEPAはたいてい、魚介類や一部の植物油(亜麻仁油、エゴマ油など)にセットで含まれているので、同じように考えられることも多いですが、微妙に得意とする分野が違います。

冒頭の動物実験では、脳への関与については触れられていませんが、朝からDHAを摂っておくと、朝から頭がフル回転して、仕事も家事も捗りそうですね。
その上、眠っている間に蓄積された脂質の代謝が進むので、朝食に取り入れてみましょう。

朝食でDHAとEPAを取り入れるには?

昔の日本人は、朝食に焼き鮭などをよく食べていたものですが、近年は食の欧米化で朝食に魚を食べる機会も減りましたね。
ハムやウィンナーを常備している方は、スモークサーモンにチェンジしてみましょう。

また洋食派の方は、亜麻仁油やエゴマ油をパン食に取り入れるのもいいですね。

 

毎日同じものを食べるのは難しいかもしれませんが、目覚めが悪い時や、最近集中力に欠けるなぁ...という時には、朝食にDHAやEPA入りの食材を食べて、ヤル気とダイエット作用をUPさせてみましょう。