栄養ミステリー

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夏疲れと腸の関係とは? 不調を改善する食材

残暑日はまだありますが、朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなりましたね。
そんな季節は、夏疲れがドッと押し寄せて、秋の不調へとつながっていきます。
秋の不調は、ダルさ、倦怠感、疲れが取れない、肩こりなどが上位に上がっており、腸の不調とも関係があるのです。
詳細を見てみましょう。

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初秋の腸は弱っている!?

今年(2018)の夏は、連続猛暑日が続いたので、体力を消耗した方も多いことでしょう。
暑い季節は食生活が乱れがちで、冷たくてのど越しの良い素麺やざる蕎麦(うどん)、冷やし中華を好んで食べていませんでしたか?
また冷たいドリンクもたくさん飲んだことでしょう。
そのため、カラダは暑さで参っているのに、胃腸は冷たい物ばかりを消化吸収していたので、特に腸の動きが停滞している可能性が高いのです。

こうして秋口に、さほど食べる量が変わっていないのに、体重が急に増加してしまうこともあります。
それは腸の働きの停滞によって、残留物が体内に留まっている証。
そしてその残留物が腸内で毒性を発生して、あらゆる不調を招いているのです。

腸をキレイにするだけで、秋の不調は防げるかもしれないのです。

腸は自律神経とつながっている

さて、腸に残留物が留まっているだけで、どうしてカラダそのものが不調になるのか、不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。

「腸は第二の脳」との別名もあるように、腸は自律神経とつながっているので、腸の状態が悪いと、そのまま頭痛や冷え、むくみなどの不調につながってしまいます。

そのため、腸の中を一度、クリーンにしてしまうと改善が早いと考えられています。
食生活の改善はもちろんですが、その前に、夕食か朝食を完全に抜くプチ断食を3日から1週間ほど取り入れるか、副作用が少ない漢方の下剤を用いるなどして 、腸に溜まった老廃物を一度、出してしまいましょう。

そうするだけでも、疲れがウソのように取れ、頭もスッキリしてイライラも減ることでしょう。

穀物の減らしすぎはタブー

さて、一度、腸をクリーンにしたら、食生活の改善を始めてみましょう。
そこで注意したいのが穀物の減らしすぎです。

近年、糖質オフの観点からご飯などの主食を食べない人が増えましたね。
白米は小麦粉と並んで悪者扱いされていますが、粉状になった白い小麦粉と違い、白米の場合は米粒を食べるので、食物繊維は残っています。
そして白米は、冷めていく過程でレジンスタントスターチと言う食物繊維様の物質が出現して、腸内細菌のエサとなり、腸内を改善してくれるのに役立っています。
また白米に大麦類や雑穀を混ぜて炊くと、食物繊維量が一気に増えるのでオススメです。
小麦製品は全粒粉小麦粉にシフトするといいでしょう。

腸内環境が悪いことで、肥満や生活習慣病、精神不安をかかえている方は、穀類からの食物繊維が不足していることもわかっています。
野菜や大豆類からも食物繊維は取れるのですが、それだけでは1日に必要な食物摂取量に届かないので、穀類は抜きすぎないよう、注意したいですね。

さいごに

長くなるので、本日はここまでとしますが、明日のブログ記事で、腸とカラダ、腸とココロの関係もご紹介しますね。