野菜&果物の美養栄養学

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腸とカラダ・心の関係とは~食物繊維の摂取が重要?

昨日の記事で、夏疲れと腸の関係性をご紹介しましたが、本日は、もう少し詳細を説くべく、「腸とカラダ」、「腸と心」の関係性をご紹介いたします。

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腸内環境が整うと、カラダと心にどんなメリットが?

腸内環境が整ってくると、まず、カラダの不調が改善されていきます。
そして、ストレスや精神的なもの、お子さんのストレスケアなど心の問題も改善されていくと考えられています。

脳機能が調整される

「腸は第二の脳」と言われるように、腸内がクリーンになると、驚くほど頭脳明晰(?)となり、パッと視界が開かれたように頭痛や頭のモヤモヤが消えていくのがわかるのは、私だけでしょうか?
腸内環境が整うと、睡眠を改善し、精神を安定する作用が期待できるとされています。
イライラしてしまう人、何となく焦ってしまう人、ヤル気が出ない、怒りっぽい、眠れない、といった症状のある方は、まず便秘になっていないか確認してみましょう。

子どもをストレスから守る

お子さんにお菓子を与えすぎていたり、大人と同じようにご飯などの主食を抜いて、食物繊維不足の食事内容になっていないか、確認してみましょう。
世界各国の様々な研究で、野菜や果物、全粒粉穀物など、食物繊維の摂取が多い子どもは、ストレスを感じにくく、いじめの問題も少ないという統計が出ています。
食物繊維の摂取が多いと、腸内環境が整っているので、ストレスに強い子に育つのでしょう。

太りにくい体質に

腸内環境が整うと、脳機能も改善されるので、食欲をストップしてくれるホルモンが正常に分泌されるようになるので、食べ過ぎが抑えられ、太りにくい体質に改善されていきます。
また腸内に悪玉菌が少なくなるので、体内で代謝力がUPし、食物繊維などをエサに善玉菌が活躍し、脂肪も付きにくくなってくるでしょう。

免疫力UP

腸内環境が整うと、腸内は善玉菌優位になるので、免疫細胞の働きも活性し、感染症のリスクを減らすことができます。
また、アレルギー体質も改善されやすくなると考えられています。
免疫細胞の多くは腸内に棲んでいるので、食物繊維の摂取を増やし、善玉菌にエサを与え、どんどん免疫細胞に活躍してもらいましょう。

生活習慣病予防になる

ガンを始めとする高血圧や糖尿病など、生活習慣病の多くは、日頃の食生活が原因だと言われています。
繰り返しになりますが、生活習慣病にかかる人たちの食生活は食物繊維不足が圧倒的に多いので、腸内環境が悪いからそうなるとも言えます。(他の原因もありますが)
そのため、腸内環境が整うと、糖尿病、動脈硬化、ガンなどの罹患率が低下するのです。

腸内環境を整えるための食物繊維とは?

上記に挙げた、カラダや心の問題で食物繊維がいかに大切かがわかったことでしょう。
食物繊維は、不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維の2つに大別されており、以下のようの特徴を持ちます。

  • 不溶性食物繊維
    • 便量のカサを増やして便通を改善する働き
    • 腸壁を刺激して腸のバリア機能を高める
    • 腸内細菌の棲家となり特に善玉菌優位にしてくれる
    食品には、野菜の中でも特に根菜類、海藻、大豆、キノコ、玄米・全粒粉小麦粉・大麦・雑穀などの未精製穀類に含まれています。

  • 水溶性食物繊維
    • 腸内細菌(主に善玉菌)のエサとなり、その数を増やしてくれる
    • 善玉菌が増えることで、短鎖脂肪酸を産生する
    • 糖質や脂質の吸収を抑える
    食品には、ゴボウ、海藻類、大麦類、大豆、果物(桃、梨など)に多く含まれています。

さいごに

本日は、長くなるので、食物繊維の特徴だけご紹介しましたが、明日の記事で、食物繊維の詳細をご紹介します。
食事から食物繊維の摂取量を増やすだけで、カラダや心の悩みが消えるなんて、嘘のように思われますが、多くの研究データから統計がとれているので、改善食として試してみる価値はあるでしょう。