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プラスチックゴミ、食品廃棄は若者ほど意識が低い?

プラスチックゴミや食品廃棄(食べ物の廃棄量・食品ロス)の問題は、今や世界の社会問題へと発展していますね。
特に日本は、外国人観光客からプラスチックゴミが指摘されているなど、ニュースにもなっており、課題は山盛です。
所変わって、アメリカでは若年層ほどこうした問題の意識が低く、研究班が実態を調べました。
この問題の真相を知れば、日本も大いに参考になるかもしれません。

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食べ物の廃棄量の実態を知ろう!

今、世界的に、食品廃棄(食品ロス)やそれに伴うゴミなどを減らすことについて注目が集まっていますね。
この問題について、アメリカのイリノイ大学が研究を進めており、年代別にみると、主に学生の若年層ほど意識が低く、また食品廃棄やプラスチックゴミなども、この年代のロスが一番多いことがわかってきました。

理由は住んでいる環境もありますが、食品廃棄・ゴミ問題のことを、知ってはいるが、自分の生活環境で、どう実行すればいいのかわからないし、何が悪いのかもわからない、ゴミを出してしまうことの罪悪感が感じられないなど、自制心がないこともわかり、今後の問題が見えてきたようです。

実態調査では?

研究チームは、18~24歳の若年成人を対象に、食品廃棄についてのフォーカスを開きました。
その中で、研究者たちは、対象者たちに、彼らの典型的な食環境や、キッチン(冷蔵庫や電子レンジ)、アメリカにおける食品廃棄の実態をどれぐらい把握しているかを質問しました。

この対象者たちとの議論の中で、ほとんどの者が食品廃棄について、ひと事のように無関心であり、目をそむけている傾向があったとのこと。
そして学生食堂や社員食堂、飲食店、スーパーなどで、1日にどれぐらいの、まだ食べられる食品やプラスチックゴミが廃棄されているのか、その現実を知らないことがわかりました。

そして、実態を知ったところで、「自分がコントロールできる問題ではない」、「自分たちが気にするべきことだとは思わない」と考えている者も多かったそうです。
※参考『食欲』2018年7月

食品廃棄やプラスチックゴミは今後、減らせるのか?

「自分一人ぐらいが取り組んだところで、解決するのか?」
と思っている人は、学生でなくても多いことでしょう。
しかし、研究者たちは、もっと国をあげて、食品ロスやゴミ問題の実態を告知し、一人一人が具体的にどのように行動すれば、環境がよくなるのか、といったことを知れば、実践者は増えるのではないか? と考察しています。

さいごに

アメリカでの研究報告ではありますが、日本でも同じことが言えることかもしれません。
日本でも、スーパーのレジ袋の有料化が強制されるなど、新たな取り組みが出てきましたね。
レジ袋をエコバックにしても、お惣菜を買うと、もれなくプラスチック容器に入っていますし、野菜や果物も肉・魚介類も、それらの形状維持のために、プラスチック容器やビニール袋が使われているので、一筋縄ではいかないと思いますが、燃やしても害にならない容器などの開発や研究が、今後進んでいくでしょう。
やはり、ニュースで言うように、まずは一人一人がレジ袋を断ることを始めたり、食材も一週間単位でメニュー計画を立てて買えば、全国区でかなりの廃棄量が減りそうですね。