野菜&果物の美養栄養学

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大人の喘息が急増中!? 咳、たん、タバコに要注意

季節の変わり目で、朝晩はもう寒いので、「のどが痛い」「コンコンと咳が出る」「たんが絡まる」などの症状が出ていないでしょうか?
現在、成人になってからの喘息患者が増えつつあり、ちょっとした咳やたんは何かのサインかもしれません?

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「咳」が教えてくれる隠れた病気とは?

季節の変わり目や、朝起きた時に、コンコンと咳が出やすいタイプの人は、大人の喘息の可能性が高いそうです。
また、たんが絡み、ゴホンゴホンという咳が出る場合は、タバコやセカンドハンドスモーク(本人は吸わないが周りの煙草の煙が影響すること)によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の疑いが。
そして、「エッヘン」と咳払いのような咳と共に黄色っぽいたんがでる場合は、後鼻漏(こうびろう)の可能性が高いそうです。

それぞれ詳細もみてみましょう。

大人の喘息とは?

厚生労働省の調べで、わが国は全国に800万人ほどの喘息患者がいると推定されています。
喘息はお子さんの病気のイメージがありますが、なんとその70%が成人になってから発病しているのです。
また、毎年約1,800人ほどの方たちが喘息の発作で亡くなっています。

喘息は風邪やストレスが発端となり、やがて気管支の内側に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなる病気です。
人間の気道はもともと直径10mmほどの細さですが、炎症が起きると2mmほどに狭まり、非常に息苦しくなります。
初期のころは、コンコンという咳が出ますが、ひどくなるにつれ、粘り気のあるたんが出てきて、呼吸のたびに「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれるヒューヒュー、ゼーゼーと特有の症状が現れます。

そして喘息は夜中から明け方の気温が極端に下がる時に咳が出やすく、呼吸困難を引き起こす場合もあります。
特に季節の変わり目の秋は風邪やストレスがたまりやすいので、喘息が発症しやすい時期とも言われています。

「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)

COPDとは、肺がタバコの煙などの有害物質に長期間さらされて、組織の一部に支障をきたしたり、気管支に慢性的な炎症が生じたことを言います。
その時に、粘液が過剰に分泌されてたんとなるので、それを吐き出すために咳が出やすくなるというカラクリです。

また、COPDにより、肺機能が低下してしまうと、息切れが強くなります。
そうすると、運動量が低下して、筋肉量が減少してきます。
最悪の場合、若年層であっても、寝たきりになるほどひどい症状に。

そして、心疾患や、脳卒中、高血圧、糖尿病、肺がんなど、命に関わる病と合併する可能性も高くなります。
禁煙が一番の早道です。
またセカンドハンドスモークの人は、自分を守るために、マスクで鼻やのどを守りましょう。

COPDは国が「健康日本21(第二次)」で認知度を高め、禁煙を呼びかけています。

鼻水が関わる後鼻漏(こうびろう)とは?

聞き慣れない言葉かもしれませんが、「後鼻漏」は鼻水が鼻の奥へと流れてしまい、咳やたんの原因になることを言います。
名前は知らなくても、こういう状態は誰しも経験したことがあるでしょう。
鼻水は本来、鼻をかんだりして体外へ排出すべきものです。
鼻に入ってきた外からの菌類や体内の老廃物を出すためのものなのに、それが体内へ逆流しているようなものなので、カラダにいいわけがありませんよね。
この状態を放っておくと、アレルギー性鼻炎や蓄膿症、そして花粉症になりやすい体質となるので、早めに耳鼻科を受診して治療しておきましょう。
また耳鼻科医が開発した「鼻洗浄」などを利用して、鼻水が外に排出する流れを作っておきましょう。

ハナクリーンS(ハンディタイプ鼻洗浄器)

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喘息や咳、たん、鼻水の逆流を予防するには?

咳や鼻水の原因は風邪やストレスもありますが、部屋のほこりも原因の1つです。
こまめに掃除機をかけ、お部屋の空気をキレイにしておきましょう。

そして外出時も電車、オフィス、PM2.5、様々な花粉、ウイルスなどが蔓延していて、寒くなると空気も乾燥し、呼吸器に入りやすくなります。
風邪ではなくても、マスクを着用して、常に予防を心がけましょう。

余裕があるなら、腹筋や背筋で筋肉を鍛えることも大切です。
咳こむと腹筋を使い、筋肉痛も伴うからです。

そして食事面では、カラダを温め、毒素を排出してくれる香味野菜がオススメです。

香味野菜を食べて呼吸器の殺菌、喘息予防!

生姜、わさび、ニンニク、ニラ、玉ねぎ、ネギ、三つ葉、茗荷、しそ、バジル、ミントといった香味野菜(ハーブ)はのどや鼻の粘膜を殺菌して、たんを出したり、咳止め作用があります。
また根菜の大根やレンコンものど飴の材料になっているように、去痰、咳止めの作用が期待できるでしょう。

唐辛子系や柑橘系は、咳がひどい時は、よけいに悪化させる作用があるので、日頃まだ元気な時に、予防として食べておくといいでしょう。

生姜やわさびなどは食べてすぐは鼻にツンときたり、のどがヒリヒリしますが、それは粘膜を殺菌している証拠です。
大いに活用して喘息などの予防や改善に役立ててください。

さいごに

一度、気管にダメージを受けると、苦しいですよね。
どんなに気を付けていても、電車に乗って座っているだけで、目の前に立っている人の咳が顔にふりかかって、感染したり、常に災いが満ちています。
マスクを着用していれば、幾分免れますし、香味野菜をしっかりとって、粘膜を健康にしておけば、跳ね返してくれるでしょう。