一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

多くの死因に肥満が関与?ダイエットでBMI管理!

ガンや心臓病など、多くの生活習慣病は、死因として「肥満」があがっており、イギリスの最新研究では、ほとんどの死因(病気による)に関係していることがわかってきました。
ちょっとした食べ過ぎが重なると、体重はあっという間に増加してしまいますが、どんな怖さが潜んでいるのでしょうか?

f:id:miwamomoka:20181116110400j:plain

BMI30で死亡リスク上昇!

ダイエットの際、よく聞くようになった「BMI」。
ダイエットや健康・美容に詳しい人はよくご存知だと思いますが、さほど気にしていない人が多いのも現実です。
このサイトでも、BMIの計算法は何度かご紹介していますが、以下の計算方法で、改めてご自分のBMI値を計算してみてください。

ちなみに、BMI値の正常値の範囲は18.5~24.9となっています。
(※世界保健機構より世界水準)

BMI値の計算式は

体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) = BMI値

となります。
例)身長165cm(1.65m)で67.7kgの場合

67.7kg ÷ 1.65m ÷ 1.65m ≒ BMI値24.9

そしてBMI値が25~30で過体重、そしてBMI値30以上で「肥満」と診断され、死亡リスクがグンと高まり、各種生活習慣病の発症も有意に高くなっています。
上記の例の数値は、ギリギリ正常値の場合です。
これを少しでも超えると危ないということですね。
ぜひご自分の体重と身長で計算してみましょう!

肥満と死亡リスクの関係性とは?

ここで、イギリスのロンドン大学、衛生熱帯医学大学院の大規模調査の結果を見てみましょう。
この研究では、BMI30以上の肥満者と死亡リスクの関係性を、約360万人を対象に調査し、その中から約37万件の死亡例を解析しました。
その結果、BMI値は30以上でも死亡リスクが高まりますが、正常値以下のBMI値が低すぎる人も、死亡リスクが高まることがわかりました。
しかし、BMI値が高い方が死亡リスクは有意に高いようです。

また、BMI値が21~25の人たちが、一番病気による死亡リスクが低かったようです。

肥満者の場合の死因とは?

BMI値が30以上の肥満者は、寿命に換算すると、男性で4.2年、女性で3.5年、短くなると考えられています。
こうした増えすぎた体重は、ガンと心臓病の死因も上昇させていることになり、さらに、呼吸器疾患、肝臓疾患、糖尿病の死因との関連も見られるとのことです。

低体重の場合の死因とは?

逆パターンのBMI値が正常値以下の低体重の人はどうなのでしょうか?
以前、世界を代表するオートクチュールブランドのディオールが、「低体重のモデルはパリコレなどのコレクションに起用しない」と発表し、話題になりましたが、日本の芸能人やモデルさんの多くも、BMI値が17台と低体重ですね。
それにならって、一部の一般女性もスレンダー美女に憧れて無理なダイエットをしているケースもあります。
また、高齢者では、食欲が低下して、低体重になるケースもあります。
こうした低体重の人たちは、心血管系疾患、呼吸器疾患といった身体的なものをはじめ、低栄養で、脳神経に影響し、認知症、アルツハイマー、自殺といった精神的な疾患での死因につながっているケースも多いとのこと。

多くの死因に肥満は関与?

交通事故による死亡は、肥満でも低体重でも、BMIとの関連はもちろんありませんでしたが、この研究解析の結果、肥満は精神障害(認知症、アルツハイマー、自殺)による死因以外の疾患、ほとんどの死因に関与していることがわかりました。
低体重は、肝硬変以外の死因の全てに関与していましたが、肥満者よりも死因率は低いようです。

やはりBMI値の正常値は守るべき!?

世界保健機構(WHO)が定めたBMI値の正常範囲18.5~24.9は、さすが、世界中の人々の統計と、世界各国の研究データを割りだして、算出されただけのことはありますね。
この範囲内の人は、病気による死因率が一番低いので、やはり「数字は嘘をつかない」ということでしょう。

病気別にみると、心血管系疾患の場合、死亡リスクが一番低かったのがBMI値25。
しかしBMIが30になると、死亡リスクは一気に29%に増えるそうです。
また、全てのガンにおいての平均死亡リスクが低いBMI値は21で、BMI値が26になると死亡リスクが13%上昇することがわかっています。
BMI26は正常値を少し過ぎただけで、まだBMI30の肥満には届いていませんが、「過体重」の範囲になるので、やはり「BMI値は守るべき」といえるでしょう。
※参考:『ランセット糖尿病&内分泌学』2018年10月

さいごに

こうしてみると、体重は、日頃の食事量で増減するので、毎日の食事が、カラダもココロモも支配するのかもしれませんね。
体内の各器官は、神経回路であっても、食事から得た栄養成分が原料となって、私たちの心身を日々、維持してくれているので、偏りのない食生活を心がけたいですね。