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高脂肪高糖質の西洋型食事はやはり寿命を縮める!

「欧米型の食事は寿命を縮める!」と以前からよく言われていますが、アメリカの最新研究で、特に重症の敗血症リスクを高める! との研究が発表になりました。

詳細を見てみましょう。

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西洋型食事はやはり寿命を縮める!

「西洋型食事」とは、いわゆる高脂肪・高糖質の食事内容のことです。
高脂肪は主に、メインディッシュが肉類中心で、生クリーム・バター、牛脂、ラードなどの使用が多いことを指します。
高糖質は白く精製された小麦粉を使ったパンやパスタ、ピザ、スイーツなどの”白い炭水化物”の摂取が多いことを指しますね。

アメリカのポートランド州立大学では、動物実験より、こうした西洋型の食事を与えられたマウスの経過を調査したところ、体重が増加し、そして慢性炎症や敗血症の重症度が高まり、死亡率も高くなることがわかったのです。

高脂肪・高糖質の食事はどうカラダに影響する?

西洋型の食事は、まず、食物繊維が少ないことも問題で、腸内細菌の善玉菌のエサとなる要素がほぼない状態になるので、カラダに老廃物が溜まり、肥満を加速させてしまいます。
そして野菜や果物の摂取も少ないので、ビタミンやミネラル類が体内で不足し、血管がつまりやすくなります。
そうすると敗血症が重症化しやすくなり、死因となってしまうようです。

高脂肪・高糖質状態では免疫細胞が機能しない?

こうなってくると腸内細菌叢と宿主の問題云々の前に、体内は食物繊維が少なく、高脂肪・高糖質状態が続くと、免疫細胞が機能しなくなり、細胞達が悪い方の機能を作動して、敗血症への感受性を高めている傾向があることもわかってきました。
一度、敗血症を起こしてしまうと、死へのカウントダウンが始まるとも言えるそうです。
※参考:『国立科学アカデミー論文集』2019年2月

さいごに

日本でも食の欧米化による生活習慣病が増えているので、食生活で野菜や豆類、海藻、きのこ、雑穀などの摂取が少ない! と思われる方は、気を付けておきたいですね。