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きのこの摂取頻度が高いと認知症リスクが低い?

きのこの摂取が1週間で300g以上あると、有意に認知症のリスクが下がるようです!?
シンガポールからの最新アルツハイマー研究の詳細を見てみましょう。

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きのこの摂取頻度が高いと認知症リスクが低い?

シンガポール国立大学などの共同研究で、きのこの摂取量と認知症リスクの関連が調査され、摂取頻度が高い人ほど、認知症を始め、様々な加齢による健康リスクが下がることがわかってきました。

対象者はシンガポール国内で、『食事と健康的な老化研究』という調査に参加した60歳以上の男女約700名でした。

その人たちを対象にきのこの摂取量を調査したところ、きのこの摂取が週2回以上であった人たちは、認知症を有する傾向が50%も低かったそうです!
関連調査としては、年齢と性別の他に、学歴、喫煙、飲酒、糖尿病、心臓病、脳卒中、高血圧、身体活動、社会活動なども調整して統計がとられています。

きのこの摂取は脳の神経回路を良くする?

この研究で、研究者たちは、きのこを食事から摂取すると、脳内の神経が加齢によって変化するのを遅らせ、生理活性物質を潜在的に支持しているのではないか? と述べています。

きのこには「エルゴチオネイン」という化合物が含まれており、それに抗酸化力や抗炎症力があるのだそうです。
この化合物は人間の体内では合成できない物質なので、食事から摂取する必要があるそうです。
この化合物が含まれる、主要な食品の1つきのこ類ということなので、今後、きのこが注目されていきそうですね。
※参考:『アルツハイマー病学雑誌』2019年3月

さいごに

まだ発表されたばかりのきのこの知られざる実力が、今後の高齢化社会を快適なものにしてくれそうですね。
人生100年時代に突入しましたが、寝たきりや認知症、アルツハイマーなど、不健康で意識がハッキリしない状態で長生きしても人生は楽しめません。
きのこ類を毎日の食事で程度に取り入れて、健康寿命を延ばしたうえで、人生100年時代を謳歌したいものですね。