大丸東京のデパ地下に、駒込の銘菓、中里さんの店舗が入っています。
名物の揚最中と南蛮焼は焼き(揚げ)上がりの時間が決まっており、その時間になるといつも並んでいて買えませんでした。
そして一人6個までしか買えないという制限つき!
先日、運よく購入することができたのでご紹介いたします。
左の袋が「揚最中」、右が黒糖のスポンジ生地につぶあんがギッシリと入った「南蛮焼」です。
明治6年の創業以来、ずっと伝統が守られてきた「揚最中」と「南蛮焼」。
中里さんは本店が駒込にあるのですが、なんとこの2品と「ぶどう餅」の3種類の商品のみを扱う和菓子店なのです。
いつも並んでいて買えなかった銘菓と初のご対面です!
右の「揚最中」はごま油100%で最中の生地が揚げられており、塩味が効いています。
その中に粒あんがサンドされており、塩味と甘味のハーモーニーと、ごま油の食感で忘れられない味となりそうです。
「南蛮焼」は黒糖がたっぷりと入ったスポンジ生地に粒あんがサンドされており、どら焼きのような形態ですが、生地がもっちりとしています。
中里さんは創業時の明治時代は日本橋にあったそうですが、大正12年に今の本店がある駒込に移転されたそうです。
明治から令和と、創業時の3品の和菓子だけが今に受け継がれた銘菓、はじめて食べるのに、懐かしいようなホッとするお菓子でした。