今週のお題「理想の老後」
理想の老後を送るためにも、若い時期から健康を保っておかなければいけないですね。
日ごろから、歩行速度の遅い人は、老後、運動障害が起きやすくなるそうです。
なんと、1日に1/4マイル(約400m)の距離を歩くのも困難になるほど!?
アメリカの最新医学研究を見てみましょう。
歩行速度を速めて未来の運動障害を予防!
アメリカのピッツバーグ大学の研究で、歩行速度が遅い人は、将来、運動障害がおこる可能性が非常に高くなることがわかってきました。
健康のために、毎日、数ブロックの散歩を取り入れている方も多いでしょう。
また、日々の買い物や病院、通勤などでも歩く機会はありますが、その歩行速度が、ゆっくりすぎると、せっかく長距離を歩いても、身体活動の役にはあまりたたないようです。
「歩行速度が遅い」と思う人は、少しスピードアップして、健康効果を高めておきましょう。
歩行速度が遅い人は老後、運動障害が?!
研究では、1997年~1998年にピッツバーグ在住の337名を対象に、データを解析しました。
当時の平均年齢は70歳で、対象者の歩行速度が計測されていました。
その後、平均8年の追跡調査の結果、約60%の参加者に運動障害が起こっていました。
この60%の人たちは、調査開始時に、歩行速度が遅かった人たちでした。
運動能力が、どれぐらい衰えたかというと、冒頭で述べたように、1日に1/4マイル(約400m)の距離を歩くのも困難になったそうです。
400mだと、ちょっとした近所のお買い物や用事も難しくなってくるので要注意ですね。
一方の歩行速度が速かった人たちは、運動障害を起こすリスクが、各段に低かったそうです。
早歩きは、健康寿命を延ばす
この結果をふまえ、研究者たちは、今回の研究は、開始時に健康であった高齢者を対象としましたが、通常の歩行速度が遅いと、8年後には、運動能力が衰えるようだ、と述べています。
※参考:『米国老人医学会雑誌』2019年7月
まだ若い!? と思っていても、どんな世代でも、運動不足は確実に運動能力が衰えてしまいます。
歩く機会が少ない人も、早歩きを心掛けておきましょう。
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