ダイエットに関しては、何を食べるかが重要視されていますよね。
しかし、「何時に」食べるかで、摂取カロリーの燃焼の仕方が変わってくるようです。
アメリカの最新研究を見てみましょう。
夜遅くよりも朝食を?
アメリカのバンダービルト大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、『ヒューマンカロリーメーター』を用いて、中高年の代謝をモニター!
対象者の方々は、ランダムに2回の56時間のセッションに臨んでいただきました。
各セッションでは、同じ時間に昼食(12:30)と夕食(17:45)を摂ってもらい、第3の食事をそれぞれ、朝8時と、夜22時に摂ってもらいました。
第3の食事内容は、朝と深夜と同じ内容です。
その結果、体内の脂肪燃焼率は、第3の食事を朝に摂ってもらった方が、燃焼率が高く、ダイエット効果が高いことがわかったのです。
合計の空腹時間が同じでも「何時に」食べるかで変わる?
上記の実験では、第3の食事を朝に摂った人は、1日の最後の食事時間17:30から翌朝の8時まで14.5時間の空腹時間がありました。
また第3の食事を深夜に摂った人は、1日の最後の食事時間22時から翌日の昼食まで14.5時間の空腹時間で同じでした。
研究者たちは、この結果をふまえ、
食習慣についての貴重な洞察ができた。
夕食から朝食までの絶食(空腹時間)が体重管理を最適化することを示唆している。
と述べています。
※参考:『プロス生物学』
さいごに
以前から、1日の最後食事から翌日の最初の食事時間までの「空腹(絶食)時間」を10時間以上設けるといい、という研究発表が出ていましたが、「何時に」食べるかで脂肪燃焼率は違ってくるようですね。
確かに夜遅く食事をしても、後は就寝するだけなので、食べたものがそのまま身について太りそうですね。それを朝食抜きにしたところで、脂肪燃焼率は低いということがわかりました。
寝る前はできる限り胃の中は消化済みの状態で。
そして朝、新たに朝食でエネルギーチャージするのが望ましいのかもしれませんね。