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スイーツへの欲求と抑制をコントロールできる脳細胞が特定!?米・研究

ダイエットのことを考えるとスイーツは控えたいですよね。
しかし、スイーツ好きの人にとってはストレスになります。
いっそのことスイーツが嫌いになれればいいのに……と思うダイエッターも多いことでしょう!
なんと、アメリカの最新研究により、スイーツを渇望したり、抑制できたりする脳細胞が特定されたようです!?
ダイエットの近道になるかもしれませんね。
詳細を見てみましょう。

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甘いお菓子は楽しみの1つではありますが……

アメリカのアイオワ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。

甘いお菓子は、多くの人にとって楽しみの1つでもあります。
しかし「甘党」と題し、欲求のまま食べていては糖の過剰摂取につながり、肥満やⅡ型糖尿病を招くことになります。
やがて、その状態を放置しておくと、慢性的な健康問題へと発展していきます。
そのため、私たちは、糖の摂取量と、「どうして甘い物が欲しくなるのか?」という欲求のコントロール方法も知っておかなければいけません。

あるホルモンが脳の糖質渇望に関与?

そこで、アイオワ大学カーバー医科大学とデンマークのコペンハーゲン大学の共同研究では、「線維芽細胞増殖因子21 (FGF21)」というホルモンに注目!
このホルモンは、エネルギーバランスや体重コントロール、インスリン感受性において重要な役割を果たすことで知られているそうです。

このホルモンにより、脳のどの部位が、どのように働いて、糖の摂取を渇望したり、制御できるかが、観察できたのです!

このホルモン(FGF21)は、血糖の上昇に応答して肝臓で作られています。
その後、脳で糖の摂取と甘い味への欲求を、抑制してくれていたのです。

FGF21は脳にどのように命令を出している?

この発見により、研究者たちは、FGF21のシグナルに応答する脳細胞を調査!
FGF21は以前から、脳内で働くことは知られていましたが、受容体の発現量は極わずかで、発現部位を特定するのは困難だと言われていました。

しかし、様々な技術を駆使して、脳内のニューロンを調査したところ、FGF21がグルタミン酸作動性ニューロンを標的としていることが判明!
そして脳の視床下部腹で、このニューロンの糖感受性を高めて、糖の摂取を抑制していることが解明できたのです。

この発見により、今後は、肥満や糖尿病の治療薬として、FGF21を標的とした薬の開発が進められていくようです。
※参考:『細胞代謝作用』

さいごに

個人的なことですが、なぜか甘いものをたくさん食べてしまった後、トマトジュースが異常に飲みたくなることがあります。(一般論ではなく個人論です)
トマトには「グルタミン酸」がたっぷりと含まれているので、もしかして筆者の体内にある「FGF21」がグルタミン酸を必要としていたのかもしれません。