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野菜中心の食生活に少量の動物性食品の組み合わせが◎? イギリス・研究

高血圧の人は、塩分をはじめ肉類や乳製品といった「飽和脂肪酸」の摂取を控えるよう、医師より指示されます。
しかし、野菜中心の食生活をベースとしたうえで、肉類や乳製品を摂る分には、血圧をあげる原因にはならないようです。
イギリスの最新研究の詳細を見てみましょう。

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野菜中心の食生活は肉類を摂っても血圧を下げる?

イギリスのウォーリック大学の研究によると、野菜や全粒粉パンなど基本的に植物ベースの食事をしている人は、肉類や乳製品を摂取したとしても、血圧が下がる傾向になることがわかってきました。
研究では、約8,400名を対象に、41件の先行研究のデータを検討して、野菜を中心とした各食事スタイルと、それらが及ぼす血圧の関連を調査しました。
野菜を中心とした食事スタイルとは、
  • DASH食
  • 地中海食
  • ベジタリアン
  • ビーガン
  • ノルディック
などを含みます。
その結果、どの食事スタイルも全て、血圧低下が望めるとのことでした。

植物ベース食なら肉類や乳製品の摂取もOK

植物ベースの食事スタイルでも、DASH食や地中海食などは、肉類、魚介類、乳製品など動物性食品を含む食事スタイルです。
通常の食事(肉や乳製品中心で野菜の摂取がわずか)と比べると、DASH食でも、血圧は上下ともに、平均3.00mmHgずつ降下傾向ということがわかりました。

DASH食や地中海食は生活習慣病の予防に

またベジタリアン食ではなく、DASH食や地中海食のように、野菜中心をベースに、程度の動物性食品を取り入れた食事スタイルは、脳卒中のリスクを14%低下、心臓発作を9%低下、全死因による死亡リスクを7%低下と、生活習慣病の予防になることもわかったのです!
この調査結果により、研究者たちは、高血圧をはじめ、様々な生活習慣病の予防食は、完全なるベジタリアン食(ビーガン)にする必要はない。
すなわち動物性食品を完全にシャットアウトする必要もない。
野菜中心の食生活をベースに、程度な動物性食品を組み合わせることが、一番の健康度UPにつながるようだ。
と述べています。
※参考:『高血圧雑誌』

さいごに

動物性食品を完全にシャットアウトすると、飽和脂肪酸の摂取過多という点ではよいかもしれませんが、タンパク質補給や、ビタミンB群の補給に偏りが出てきますよね。
野菜をたっぷりと取り入れ、バランスよく肉類や魚介類なども取り入れてみましょう。