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筋力測定は高齢者の衰弱を発見するために必要!アメリカ・研究

COPD(慢性閉塞性肺疾患)や脳卒中の懸念がある高齢者には、筋力測定をすることで、衰弱しているかどうかを事前に発見できるようです。
アメリカの最新理学療法の詳細を見てみましょう。

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筋力測定は様々な分野で活用

筋力測定は、以前からスポーツ医学、整形外科、神経学的リハビリ、運動生理学の分野で患者さんの身体状況を知る、重要なツールでした。

そこで、アメリカのノースカロライナ州在住の理学療法博士が、特集論文を発表!
博士の論文には、高齢者における筋力測定の、有効性、信頼性、感応性に関する情報が掲載されていました。

高齢者の筋力測手はフレイルなどの早期発見に!

その論文には、高齢者が筋力測定をすることで、整形外科的肩部障害、サルコペニア、フレイル、変形性膝関節症、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、脳卒中などの早期発見につながることが記述されていました。
こうした、疾患は加齢とともに増えていく疾患です。
また高齢者は筋力が低下していくので、「筋力低下」もこうした疾患の原因の1つにあがっているのだそうです。

筋力低下は脳卒中とCOPDに関連する?

筋力低下といえば、サルコペニアやフレイルが懸念疾患としてあがっています。
しかし、この博士の論文によると、筋力低下は「脳卒中」と「COPD」に深く関連するということです。

筋力測定は、もともと膝と肩の疾患をもつ患者用に、整形外科の分野で行われていました。
しかし、博士は、筋力測定は、整形外科の領域をはるかに超え、体幹筋力の調査として、特に高齢者特有の疾患の早期発見につながる、としています。
※参考:『等速性と運動の科学』

さいごに

COPDは主にタバコの煙による被害で起こる、肺の病気なので、咳や呼吸困難に陥り、身体全体の体力が奪われます。
咳がひどいと、全身の筋肉を使うので、筋肉痛になることもあります。
脳卒中も、筋力が衰えると、血流が悪くなるので、筋力低下は大いに関連があると考えられますね。
筋力維持や姿勢維持は、重篤な病気を予防できるツールでもあるので、最低限の運動は取り入れておきたいですね。