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ボーっと立っているだけでも健康に良い効果が! アメリカ・研究

コロナ禍で、外出を控え、世界全体で「座位時間」が増えているようですね。
座位時間とは、座って過ごす時間のこと。
この座位時間を少しでも減らし、ボーっと立っているだけでも健康効果がUPするそうです!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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ボーっと立っているだけでも健康に良い?

アメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究により、立ち上がったり、歩き回ったりするだけで健康に良い効果を得られることがわかってきました。

以前から、ウォーキングなどの有酸素運動や、やや激しい身体活動は、心臓病やⅡ型糖尿病、ガン、アルツハイマー、認知症など、加齢に伴う多くの慢性疾患リスクを軽減することがわかっていました。

しかし、研究チームは、ボーっと立っているだけでも、死亡リスクが軽減することを発見したそうです。

高齢者の行動観察によると……!?

研究では、女性健康イニシアチブと協力して、63歳から97歳までの約6,000名のアメリカ人を対象に、活動レベルを観察しました。
参加者は加速度計を7日間着用し、座ったり、立ったり、移動したりした時間が正確に測定されました。

立っている時間が長いほど死亡リスクが低下する?

データ解析の結果、立っている時間が最も多かった参加者ほど、最も少なかった人たちと比べて、死亡リスクが37%も低いことがわかりました。
最も立ち時間が多い群は、1日あたり平均90分間の立ち時間でした。
しかし、死亡リスクの低下は、1日平均30分間の立ち時間があれば、観察されたということです。

また、動き回る機会が多い人ほど、立っている時間が長く、「立つ」という行為にポジティブな効果があったそうです。

人は動き回るようにできている?

研究者たちは、

世界ではテクノロジーの発達で、座位時間が増える生活習慣が増加してきており、深刻な影響を与えています。
我々人間は、もともと活動的になるよう設計されており、動き回るほど健康度が増す生き物です。
また、高所得者ほど、椅子に座って行う仕事に就いているため、椅子から立ち上がって、歩き回る努力をより優先すべきである。
低所得者の人ほど、活動性の高い重労働に就いているが、食行動が不規則になりがちなので、健康度の高い食生活を送ることを優先すべきである。

と述べています。
※参考:『老年医学雑誌シリーズA』

さいごに

座位時間の長さで、生活習慣病の悪化が懸念されているため、時々、キャビネットの上にノートパソコンを移動して、立ったままお仕事をするのもいいですね。
立ったまま、TVを見たり、1時間に一度は席をたって、トイレや飲み物を用意しに行くなど、少しでも立ったり、歩いたりする機会を増やしてみましょう。