お肉の摂取は、タンパク量を増やすために重要な食材です。
しかし、食べ過ぎると飽和脂肪酸の摂り過ぎや肥満・メタボ・高血圧・心血管系に悪い……などの健康被害もありますね。
健康のために、お肉の摂取を減らしたい! と考えている方は、SNSのメッセージが役立つようです?
イギリスの最新研究を見てみましょう。
肉の健康影響や環境影響についてSNSのメッセージが有効?
イギリスのカーティフ大学の研究によると、肉の摂取を控えたい人は、肉の健康影響や環境影響について書かれたメッセージを、1日2回受けることで摂取量が低下することがわかりました。
それには、Facebookのメッセンジャーが有効とのこと。
メッセージの有無で決断力が定着?
研究チームは、320名の健康な成人を対象に、4つのグループに分けました。
【A】肉消費の健康影響
【B】肉消費の環境影響
【C】AとBの両方
【D】対照群としてメッセージを送らない
としました。
A~Cのグループには、それぞれ2週間、1日2回、Facebookのメッセンジャーで、メッセージを送りました。
Dグループには送っていません。
その結果、1日2回、ダイレクトメールを受け取ったグループは、調査中の2週間で、確実に赤身肉と加工肉の摂取が大幅に減ったとのこと!
どれぐらいお肉の摂取が減ったのか?
この調査を行う前、参加者の平均肉摂取量は、1日70~80gでした。
しかし、メッセージ送信開始から、2週目には1日40~50gに減少していました。
その摂取量は、約1ヶ月も続いたということです。
クリスマスが近づくと肉の摂取量が増える?
クリスマスには、チキンやローストビーフ、オードブル用の加工肉など、国民の肉の摂取量が増えがちです。
せっかく、減量に励んでいても、年末年始のご馳走で、元の食生活に戻ってしまう人は多いものです。
研究者たちは、こうしたSNSを通したダイレクトメッセージは、クリスマスシーズンの暴飲暴食予防に効果的だ、と述べています。
※参考:『心理学の最前線』
さいごに
SNSを使ったダイレクトメッセージは、心理作戦にいいですね。
ネットショッピングのダイレクトメールも、何度も目にしているうちに、購買者心理を煽ってしまうものです。
逆に何かを控えたい時にも、有効なことがわかりましたね。