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メタボ対策に効果があるのは「水分補給」? アメリカ・研究

肥満や糖尿病の治療法に、「水分補給」が見直されているようです。
ここでいう「水分補給」は、ミネラルウォーターのこと。
水分補給が肥満や糖尿病を促すホルモンに影響して、抑制してくれるのだそう!?
アメリカの最新・肥満研究の詳細を見てみましょう。

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水分補給が"太るホルモン"の働きを抑制?

アメリカのコロラド大学アンシュッツ医学校の研究報告によると、水分補給することで、『バソプレッシン』という肥満を促すホルモンの働きを抑制し、肥満や糖尿病の予防になることがわかってきました。
以前から、果糖がバソプレッシンの分泌を刺激することがわかっていました。
そこで、研究チームは、マウスを用いた実験で、果糖を摂取したマウスに、充分な水分補給をさせたところ、バソプレッシンの働きを抑え、肥満や糖尿病の症状を緩和できることを発見!

水分量を増やすだけで、肥満予防に?

研究では、水分の摂取を、単に増やすだけで、効果的に肥満やメタボの症状が抑えられるかどうかが、検証されました。

実験では、フルクトース(果糖)入りの水をマウスに与えた結果、脳を刺激してバソプレッシンの分泌が促進されることを確認しました。
ヒトの飲料に例えると、加糖飲料(ジュース、コーラ、砂糖入り缶コーヒーや紅茶、スポーツドリンク)が該当します。
バソプレッシンは、水を脂肪の形で貯蔵するので、バソプレッシンの分泌は、脂肪の蓄積も促進されることになりました。
これが「加糖飲料を飲むと太る」の正体です!
一方、糖分を全く含まない水を与えると、マウスの肥満は有意に減少しました。

脱水が脂肪の形を刺激する?

肥満者ほど、水分補給が足りず、脱水症状を示すことが多々あります。
それは、加糖飲料ばかり飲んでいるので、前述のように水分が体内で脂肪の形で蓄積されるため、身体に必要な水分が確保できていなかったのです!
そのため、脱水症状となり、脂肪の形を刺激していたのですね。
この発見は、砂漠地帯に生息する、哺乳類の動物たちに、脂肪が多いことがヒントとなったそう!
砂漠に棲む動物たちは、水分補給が難しいため、常に脱水症状です。
肥満者の体組成は、こうした動物たちと、大変似ているのだそうです。

水分補給を効果的に行いメタボ予防に!

研究者たちは、糖分のない水分を補給することで、効果的にメタボリック症候群を予防することが発見できた!
と結論づけています。
※参考:『JCIインサイト』

さいごに

肥満を促進するホルモン『バソプレッシン』は、年末年始のご馳走シーズンにも大活躍して、私たちの身体を太らせます。
くれぐれも加糖飲料はアルコール類も含めて避けておくのがベター!
ご馳走三昧の年末年始を過ごしても、ミネラルウォーターをしっかり飲んで、お正月太りを回避したいですね。