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逆流性食道炎は5つの生活習慣で予防できる!? アメリカ・研究

食べ過ぎてしまったり、運動不足の日が続くと「逆流性食道炎」を起こしやすくなります。
高齢者に多いと言われていますが、怠った生活習慣が災いすると、若年層でもお子さんでも、そのリスクはあります。
アメリカの最新研究で、逆流性食道炎に「なりにくい」生活習慣が明らかになりました!
詳細を見てみましょう。

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5つの生活習慣を守れば逆流性食道炎は予防できる!

アメリカのマサチューセッツ総合病院などの研究発表によると、ある5つの生活習慣を守るだけで、逆流性食道炎は予防できることがわかってきました。
アメリカでは、年齢にかかわらず、全体の人口の約1/3が逆流性食道炎に悩まされているという統計結果が出ています。
そこで、研究班は詳細調査を開始しました。

胸やけしやすい人は逆流性食道炎!

逆流性食道炎の主な症状は、「胸やけ」です。
また、食後のゲップで、吐き気と似たような異臭を感じる時も、逆流性食道炎の可能性が大です!
食べ過ぎや、食べ合わせが悪い時に生じます。
医療機関で治療する際は、主に、投薬治療が行われます。
しかし、今回の研究結果で、5つの生活習慣を実行していれば、逆流性食道炎になることなく、日々を過ごせることがわかってきました。
実行し続けていると、投薬の必要もないとのこと!

逆流性食道炎を予防する5つの生活習慣とは?

その5つの生活習慣とは、以下の通り!

  • 標準体重の維持
  • 禁煙
  • 強度「中」~「高」の身体活動を1日30分以上
  • コーヒー、紅茶、炭酸飲料は1日2杯まで
  • 健康的な食事(野菜摂取や少食、腹八分目など)

身体を弱らせるのは胃腸症状!

身体を弱らせる、一番の原因は、偏った食事や暴飲暴食による胃腸症状の悪化と言われています。
そこで、研究班は、多くの場合、食事と行動様式を変えるだけで、逆流性食道炎をうまくコントロールするできる術を調査しました。
その結果、前述の5つの生活習慣が適切だということを、突き止めたのです。

ハーバード大学の見解でも同様の結果に

マサチューセッツ総合病院と同様に、ハーバード大学医学部の教授陣によっても、同様の結果が考察されました。

逆流性食道炎は、長期的な健康への影響と治療のために、薬の投与はなるべく避けたいと考えていました。
逆流性食道炎の治療薬は、副作用による健康被害が強く出るからです。
薬の副作用が長引くことを考えると、生活習慣を見直すのが最良の選択だと言えるでしょう。

と述べています。

約11万人の追跡調査でわかってきた事実

研究では、約11万人を対象としたアメリカの全国的なアンケート調査に基づき、逆流性食道炎や、胸やけの症状について、質問しました。
調査対象は2005~2017年に渡って行われ、対象年齢は42~62歳ということでした。

研究者たちは、このアンケート調査を解析し、5つの生活習慣を割り出しました。
また、前述の5つの生活習慣を、全て実行している人ほど、逆流性食道炎や胸やけを感じる機会は少ないと言います。

治療を受けている人も改善!

既に、逆流性食道炎の薬物治療や、胸やけ治療薬を服用している患者たちも、5つの生活習慣を順守するようになってから、症状が軽減されたことが確認されました。

研究者たちは、特に身体活動が効果的だと述べています。

胸やけは、運動を取りれることで解消できる?

研究によると、

胸やけを起こしやすい体質の人たちが、運動を取り入れると、消化管の運動や、身体活動に、良い影響を与えます。
そのため、胸やけや逆流性食道炎の原因物質である、有害な胃酸の除去に役立っていると考えられます。

とのこと!
※参考:『JAMA内科学』

さいごに

1月は、年末年始の影響で、暴飲暴食グセがついてしまう時期。
特にコロナ禍で、お家時間が増えるので、運動習慣も減りがちですね。
家にいると、動かないので、エネルギーを消費しません。
その分、食べる量を減らさないと、胸やけや逆流性食道炎の原因になってしまいます。
30分程度は、お散歩時間を設けるなどして、5つの生活習慣を1つでも多く取り入れてみましょう。