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ダイエットを簡単に継続できる方法は結局なし? アメリカ・研究

ダイエットは、永遠のテーマとも言えるほど、一般的な悩みの一つですよね。
少し太って来たな……!?
と思ったら、しばらくは、何かの食事法にすがりつきますが、結局長続きしないのが、人としての性なのでしょうか?
結局、ダイエットを簡単に継続できる方法はない!
という結論が、アメリカの最新報告であがってきています。
詳細を見てみましょう。

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少なく食べて多く動くのがダイエットの基本だが……

アメリカのペンシルベニア大学の報告によると、減量や肥満治療の基本は、「少なく食べ、多く動く」だが、実際は、最適化したダイエット法は長期的に見ると、ないとのこと!

これまで、多くの研究者や研究機関が、

  • 何がダイエットを容易にしているのか?
  • 何がダイエットを困難なものにしているのか?

ということを調査してきました。
このナゾの解明こそが、ダイエットを最適化し、個人にあった減量の助けとなる、と考えられていたからです。

しかし、結局、そんな方法はなかったということなのでしょうか?

低カロリー食事法は有効か?

研究チームは、様々な食事法を検討し、患者や実践者の遵守率の統計をとりました。
低カロリーの食事療法は、高カロリー食と比べると、短期間(約半年)で大きな減量を確実に成功させることができます。
しかし、長期(一年以上)にわたると、このメリットはなくなり、体重は元に戻りやすい「悪化」が観察されるとのこと。
いわゆる「リバウンド」ですね。

低炭水化物ダイエットの有効性は?

「糖質オフ」という名でも一般的になってきた低炭水化物ダイエットの有効性はどうなのでしょうか?
世界中の研究報告で、「短期的なメリット」は多数、報告されています。
しかし、この食事療法も、長期的に見ると、主要栄養素の比率が偏るため、食事による原料の有意な違いは、観察されなかったとのこと!

「これで決まり!」というダイエット法はない!?

こうした結果をふまえ、研究者たちは、

このダイエット法で決まり! という、誰もが実現可能な、簡単でいつまでも継続できるような食事療法は、結局のところありませんでした。
どの論文も、「長期的」な観点から見ると、説得力のあるエビデンスは存在しなかったのです。

と述べています。

食事療法の順守率改善も難しい?

また、

食事療法の順守率については、様々な食事療法への応答が、個人によって違うため、個々人の身体のメカニズムを検証しなければいけない。
減量を試みる個人の特徴について、理解が深まっていけば、それだけ容易に実行できる食事療法が見つかるかもしれません。

とも、述べています。
※参考:『臨床研究雑誌』

さいごに

結局、どんなに流行ったダイエットも、個人的に向き不向きがあるということですね。
万人受けする食事療法はない、と割り切ることも大切なのかもしれませんね。
とはいえ、砂糖やアルコール過多な食生活は、良いわけはありません。
野菜や良質のタンパク質、血糖値を上げ過ぎない炭水化物の摂り方など、バランスよく食べて、程度な運動やエクササイズを取り入れてみましょう。