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子どもの食事ガイドラインは見直すべきか? オーストラリア・研究

子どもの野菜嫌いを克服させるべく、世界中の国々で、子ども用の『食事ガイドライン』を改訂すべきかどうかが議題にあがっているそうです。
お子さんの野菜嫌いを無くすには、より実践的なアドバイスも必要とのこと。
オーストラリアの最新研究報告を見てみましょう。

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お子さんを野菜好きにする食育とは?

オーストラリアのフリンダース大学などの共同研究により、子どもたちの野菜嫌いを克服するためには、子どもの『食事ガイドライン』を改定する必要があるとのこと。
子どもたちがもっと野菜を好んで食べるようになるためには、実践的なアドバイスが必要で、自ら野菜に接する機会を学ばせてあげることが重要なようです。

5歳までの食育が大切?

研究では、5歳までの子どもが野菜を好きになるような教育が検証されました。
その結果、生後半年から5歳までの間に、10回以上の特定の野菜に触れ合う機会を与えることで、その野菜が好きになり、より多く食べる可能性が高くなることがわかってきました。

生まれて初めて接する食品が野菜であること!

また、離乳食などで、生まれて初めて接する食品を、果物ではなく野菜とすることも効果的なようです。
また、野菜ベースの物語の絵本やお話を読み聞かせると、子どもがその野菜に興味を持ち、食べるようになることもわかってきました。

生涯にわたる野菜摂取不足を克服!

この結果をふまえ、研究者たちは、

現在、生涯にわたる野菜の摂取不足で、「慢性疾患」や「肥満」「糖尿病」といったリスクが上昇しています。
野菜不足は、健康に悪影響だと言うこともわかってきています。
だからこそ、子どもの時から、さやいんげんやエンドウ豆、ニンジンといった緑黄色野菜や、キャベツ、ほうれん草、レタスと言った葉野菜を好きになってもらうことが重要なのです。

と述べています。
※参考:『米国臨床栄養学雑誌』

さいごに

筆者も、子どもの頃、『おおきなかぶ』のお話を幼稚園で聴いて、蕪や大根に興味を持った覚えがあります。
外国の絵本で、うさぎがキャロットケーキを作る物語を見て、にんじんも好きになりました。
食事ガイドラインを変えるのは、なかなか難しいかもしれませんが、食育で、野菜が出てくるお話を聞かせたり、課外授業で野菜を育てたりといったことが、子どもの野菜嫌い克服に役立つかもしれませんね。