一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

女性の体脂肪は心臓病を防ぐ可能性が!? アメリカ・研究

女性の身体は、男性と比較して体脂肪が多いと言います。
また、加齢に伴い、食べ過ぎると体重を元に戻すのも大変で、体脂肪は蓄積される一方ですね……。
そんな女性の体脂肪ですが、アメリカの最新・心臓研究によると、心臓病から身を守る役割があるようです!?
詳細を見てみましょう。

f:id:miwamomoka:20210322144454j:plain

女性の体脂肪は心臓病死を防ぐ可能性が?

アメリカのカリフォルニア大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
体脂肪レベルの高い女性ほど、低い女性と比べて、筋肉量に関わらず、心臓病での死亡リスクが低かったのです。

約1万人のデータを15年間追跡!

研究では、アメリカの『国民健康・栄養調査』から約11,000名のデータを、15年に渡って解析!
体組成によって、対象者を4つのグループに分けて、分析しました。

  1. 筋肉量も体脂肪も多い
  2. 筋肉量は多いが体脂肪が少ない
  3. 筋肉量は少ないが体脂肪が多い
  4. 筋肉量も体脂肪も少ない

解析の結果、1の筋肉量も体脂肪量も多い女性は、4の筋肉量も体脂肪量も少ない女性たちと比べて、心臓病関連の死亡リスクが42%少ないことがわかりました。
しかし、3の筋肉量が多く、体脂肪が少ない女性は、死亡リスクの低下は見られなかったそうです。

男性では?

男性については、1の筋肉量も体脂肪も多い人たちは、4の筋肉量も体脂肪も少ない人たちと比べて、心臓病関連の死亡リスクが26%低いことはわかりましたが、女性ほどではありませんでした。
しかし、男性の場合は、2の筋肉量が多く体脂肪が少ない人ほど、死亡リスクが60%低下していました。
男性の場合は、体脂肪が少なく、筋肉がしっかりしているほど心臓が丈夫! ということになるようですね。

男女の生理学的特徴を理解して心臓病予防を!

この結果をふまえ、研究者たちは、男性と女性で、体脂肪量の違いが、死亡リスクにどう影響するか、生理学的な違いを認識することが重要だ、と述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

女性の悩みの種である体脂肪が、心臓病を防ぐとは驚きですね。
しかし、体脂肪量とともに、筋肉量の維持も条件に入っているので、体脂肪も大切にしつつ、筋肉量も守りたいものですね。