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ピーナッツ・アレルギーはどれぐらいの量で反応する? アメリカ・研究

ナッツ類の摂取は認知機能を高めたり、血液循環を良くする効果が期待できる一方で、アレルギー反応を起こす食材でもありますよね。
特にピーナッツアレルギーのある人は、少量でも命に関わるアレルギー反応が起こるので、注意が必要です。
アメリカの最新・食品化学研究で、ピーナッツアレルギーに関して、どれぐらいの量で症状が誘発されるのかが発表されました。

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ピーナッツアレルギーはどれぐらいの量で誘発する?

アメリカのシンシナティ大学の研究により、僅か50㎍のピーナッツ・タンパク質の摂取で、ピーナッツ・アレルギー患者の1%の人たちがアレルギー反応を起こすことが判明しました。

研究では、複数の研究患者データからの統計を用いて、アレルギーを誘発するのに必要なピーナッツ・タンパク質の「誘発用量」を推定しました。

481人分のデータを解析すると……?

研究チームは、481名のアレルギー患者のデータを解析。
その結果、アレルギー患者の約1%の人たちは、僅か52㎍のピーナッツ・タンパク質でアレルギーを誘発することがわかりました。
また、アレルギー患者の5%の人たちが誘発するピーナッツ・タンパク質の用量は490㎍とのことです。

食品や毒素の致死量やアレルギー誘発量は知っておくべき!

何らかの食品アレルギーを持っている人は、その食品や毒素の致死量や、アレルギー誘発量は知っておくべきだと、研究者たちは語ります。
例えば、

水は健康的ですが、大過剰に摂取すれば死亡する可能性があります。
また、ヒ素は、一般に食塩よりも毒性が高いと考えられていますが、ヒ素に全くアレルギー反応が出ない人にとっても、何のリスクもありません。
食塩でも、大過剰に摂取すれば致死量となる可能性もあるのです。

とのこと。
※参考:『食品化学物質毒性学』

さいごに

どんなにおいしい食材でも、人によってはアレルギー反応が出るものもあります。
少しぐらい大丈夫! という油断が重篤な症状につながることもあるので、注意しておきたいですね。