夕食を軽めに済ませる人、夕食だからこそ、ご馳走を食べたい人!
ご家庭によって、夕食の摂り方は様々ですね。
中国の最新・臨床研究によると、夕食を植物ベースに、軽めにすませる人ほど、心臓病リスクが低下する事実がわかってきました。
詳細を見てみましょう。
夕食に精製炭水化物&肉料理はタブー?
中国のハルビン医科大学の研究報告より、夕食に精製された炭水化物や脂肪の多い肉料理を食べる人は、朝食に同様の食事を食べる人よりも、心血管系の疾患リスクが高くなる事実が判明しました。
約3万人の食事データを解析!
中国での研究発表ですが、分析されたデータはアメリカの『国民健康・栄養調査』に基づく、約3万人の成人データです。(米国在住の成人)
その中から、連続していない2日分の食事情報を収集。
その後、データと参加者の心血管系疾患リスクの発症率との関連が調査されました。
食事の質とタイミングが大事?
解析した結果、食事の質とタイミングが、心臓病リスクを下げるのに、関連することが判明しました。
夕食で、低品質の炭水化物と動物性タンパク質を摂るより、同じカロリー値の高品質の炭水化物と植物性タンパク質の食事内容に置き換えることで、心血管系疾患のリスクが、約10%も低下したのです。
※参考:『臨床内分泌学・代謝雑誌』
高品質の炭水化物や植物タンパク質とは?
ここでいう、「低品質の炭水化物」とは、白く生成された小麦粉や砂糖を使用した、パン、スナック菓子などです。
夕食にファストフードのハンバーガーやピザを食べるのは、心血管系にとっては、最悪の食事ということです。
一方の「高品質の炭水化物」とは、粒状の穀類や全粒粉穀類を指します。
ごはん、玄米、全粒粉小麦粉、ライ麦、オート麦、大麦といった炭水化物です。
植物性タンパク質は、主に豆類や大豆製品から摂取するといいでしょう。
さいごに
特に心臓病リスクの高い人は、常に健康的な食事を摂ることが望ましいですね。
夕食で肉料理や炭水化物を食べるのが好きな人は、朝食として食べ、夕食時は我慢するといった、工夫だけでも心臓病リスクがさがるそうです!
食べるタイミングをズラせば、好きなものをガマンするストレスもないでしょう。