今週のお題「肉」
ついにアメリカでは、コロナ感染リスクと食生活の関連の調査が済み、研究発表がありました!
野菜や果物、豆類、全粒粉穀物の摂取が多い人は、加糖飲料や菓子類、肉製品を多く摂る人と比べて、コロナの発症や重症化リスクが、格段に低い事実が判明したそうです!
詳細を見てみましょう。
野菜や果物の摂取が多い人はコロナ感染リスクが低い?
アメリカのマサチューセッツ総合病院の研究発表により、冒頭のような事実がわかってきました。
この研究では、イギリスとアメリカで行われた、スマホを用いたアンケート調査により、約60万人の回答データを解析しました。
約60万人から回答を得た、アンケート調査の結果とは?
アンケートでは、コロナの発症の有無や、症状の度合いの他、パンデミック前の食生活の状況についても、尋ねられました。
食生活の評価に関しては、健康的な植物性食品の摂取の程度をスコア化して、統計がとられました。
野菜や果物、豆類、全粒粉穀物といった健康的な植物性食品を多く摂る人ほど、スコアが高くなります。
一方の、ジュース類や菓子類、精製穀物や動物性食品(肉類)、ファストフードをよく利用する人ほど、スコアは低くなります。
研究期間中にコロナを発症した人は約32000人
今回の研究期間は、2020年3月~12月でした。
この期間中に、コロナに発症した人は、調査対象者の中では、約32000人でした。
食事スコアによって、全対象者を4つのグループ分けて、比較したところ、
- 食事スコアの一番高いグループは、一番スコアの低いグループよりも、コロナの発症リスクが9%低く、重症化リスクは41%も低くなっていた。
- この結果は、他の健康的な行動や、社会的決定要因、コミュニティのウイルス感染率を考慮しても、同じだった。
という結果が確認されました。
一人一人が食生活に気を配ることでコロナ感染は予防できる!
この結果を踏まえ、研究者たちは、
一人一人の個人が、食生活に気を配ることで、コロナに感染したり、悪い結果をもたらすリスクを減らせる可能性が高い、という事実が確認できました。
と、述べています。
※参考:『消化管』
さいごに
長引く巣ごもり生活で、外出の楽しみが減った分、好きなものを食べることが、楽しみになっている人々が増えましたね。
コロナの影響で、肥満問題や運動不足も拡大傾向です。
しかし、野菜や果物、豆類、魚介類、全粒粉穀物(日本ではお米や雑穀、玄米など)を、バランス良く取り入れていれば、コロナの感染リスクが防げるなら、ぜひ、取り入れるべきですね。
秋は、果物も美味しい時期。スイーツよりも、秋のフルーツを!
コンビニ弁当も、揚げ物類は避け、サラダやお惣菜を選んでみましょう。